グルメサンドウィッチはマルディ グラのシェフが監修
サンドウィッチとコーヒー、ベイクドアップルドーナツ&バニラアイス
豪快な肉料理で評判のマルディ グラの和知徹シェフがcafe 1886 at Boschのために考案したグルメサンドウィッチは、ドイツ食文化のエッセンスや食材を日本人の舌に合うよう入念にアレンジ。
書き並べるだけで楽しくなってくるのですが、まず、ドイツソーセージをライブレッドにはさんだ「スラバ」。また別種のドイツソーセージをポテトブレッドにはさんだ「フランコニア」。カレーコーヒーパウダー(!)のスパイスを効かせたハムカツサンド「ウィーン」。そして、雑穀パンでファラフェル(ひよこ豆のコロッケ)をはさんだ「ファラフェル」。こちらはベジタリアンも楽しめる一品です。
サンドウィッチは常時4種類を提供し、今後メニューのバリエーションを変更していく予定とのこと。14時からはサイドメニューとして、マルディ グラの人気メニューであるハーブ&ポテトをアレンジした「ハーブフレイバー フライドポテト」なども登場。ドイツビールといっしょにどうぞ。
特製ライブレッドとオーバークライナーの「スラバ」
この日、私がいただいたのは「スラバ」。特製ライブレッドにドイツソーセージ「オーバークライナー」とマッシュポテト、ザワークラウトをはさんだ…と聞けば、直感的にザ・ドイツ!と思いますが、美味しさのクオリティを高めるために細部まで妥協なく作られています。
ドイツの伝統的なライ麦パンには先入観がつきもので、酸っぱさやどっしりした重さが苦手だと思っている人もいるでしょう。しかし、「ブーランジェリーレカン」の割田健一シェフに依頼し、このために開発されたオリジナルのライブレッドは、ほどよい重みと柔らかな酸味が日本人にもドイツ人にも好評。白いライフレークを生地に練りこんで、ぷちぷちした食感のアクセントも楽しませてくれるこだわりのパンを使用しています。
和知シェフの監修の素晴らしさは、作るスタッフによって味のばらつきが出ないよう考え抜かれていること。調理の仕上げに塩をふって味を決定するのではなく、各素材に含まれる塩分を計算して巧みに組み合わせることで、狙い通りのおいしさが常時ぶれずに再現できるようコントロールしているのです。
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