でも、日本語入力で使うには少し難あり?

キーボードは4段で、数字キーとファンクションキーが省かれています。このうち数字キーはFnキーとの組み合わせで入力できますが、ファンクションキーは、このキーボードにはなく入力できません。

4段のキーボード配列。

4段のキーボード配列。


キートップのサイズは14mm x 13mmで横長です。

“ 「 ”、“ 」 ”、“ , ”、“ . ”の記号キーは、横が10mmの小さなキーです。なぜか“ / ”キーだけが11mmとサイズが違います。いないとは思いますが……、プログラミングには不向きなキーボードです。もうひとつ、カーソルキーが十字に配置されておらず、L字を逆にした配置で、縦が上下キー、横が左右キーになっており、慣れるまでに少し時間がかかります。
数字キーが省かれた4段のキー配列。カーソルキーは、逆L字の配列。

数字キーが省かれた4段のキー配列。カーソルキーは、逆L字の配列。


キーピッチは17mmとされていますが、これは横方向で、縦方向は20mmになっています。わずかな話ですが横移動と縦移動の距離が違うために、いつものテンポでタイプできず、これも慣れるまでに少し時間がかかります。

打鍵感はノートPCのキーボードと似ています。タイプ音は、硬質な音がしますが、静かな場所で使っても周りの人に気を遣うほどの音ではありません。

さて、このキーボードを日本語入力で使うと問題が露呈します。それは、長音記号(ー)を入力するのにFnキーとの組み合わせが必要なことです。

日本語入力だと長音が入力しずらい。

日本語入力だと長音が入力しずらい。


これは、数字キーが省かれたことによる影響で、 慣れれば少し意識する程度で大丈夫です。ただ、それでもカタカナ入力する時にタイプミスをすることがあり、このキーボードで一番ストレスを感じる部分ではあります。

革命児と付き合うには時間が必要

ひと昔前のコンパクトキーボードと言えば、小型化を追求するあまり、変則的な配列やキーピッチを採用したものが多く、使う側が時間をかけて慣れ親しみ使いこなすのがあたりまえでした。しかし、こうしたキーボードは多くの人には受け入れられず、自然淘汰されました。コンパクトキーボードといえども極端な物はなくなり、一般的なキーボードと変わりなく使える物が主流になっています。

こうした潮流の中で、LG Rolly Keyboardは使いこなすまでに時間のかかるキーボードです。しかし、画一的な製品が多い中で、尖った特徴を持って世に出て来る製品は少ないので、猛者達にとっては自分の物にしていく楽しみがあるキーボードとも言えます。

巻き取ることで鞄の中の占有面積を小さくして持ち運べるのは、他のキーボードにはない唯一無二の魅力です。しかし、現状は使い手を選ぶのも事実。たとえば、4枚のプレートではなく6枚のプレートで構成すれば、フルキーボードと同じ6段の配列が採用できます。こうなれば普段使っているキーボードに似た使い勝手になるので、猛者達だけではなく皆が幸せになる製品となるはずです。


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