「時間の使い方」と「お金の使い方」のコツは似ている!
皆さんは、時間をどのように使っていますか? 気分のままに時間が流れていくという方もいれば、計画をしっかり立ててスケジューリングしている方もいますよね。 実は、「時間の使い方」と「お金の使い方」がうまくいくコツが、結構似ているのです。1000万円以上貯蓄がある人に取材でたくさんお会いしてきたガイド西山が、1000万円以上貯蓄がある人の「時間」の使い方の傾向について3つお伝えします。1:やるべきことの優先順位をつけている
1日の時間、1週間の時間は、誰もが限られています。気のおもむくままに過ごしていると、「あれをすべきだったのに、何もやらないまま1日が終わってしまった……」「今日は時間があったはずなのに、いったい自分は何をやっていたんだ?」なんて、後悔してしまうもの(ですが、次の日にはその後悔を忘れ、再び同じサイクルに……)。1000万円以上貯蓄があって、無理なく楽しく貯めている人は、自分がやりたいこと、やるべきことを考えて優先順位をつけ、優先順位の高いものからきちんと行えるように、スケジューリングをしている人が多いです。やりたいこと、やらなければならないことを優先的に行っているので、“1日のやり残し”“1週間のやり残し”がなくなるのです。
優先順位をつけることが大事なのは、“お金の使い方”でも同じ。「あれもこれも欲しい」と思って片っぱしから買っていると、お金が底をついてしまいます。そこでコツとなるのが、“欲しいものの優先順位をつけること”。本当に欲しいものから順番に買っていくことができ、無駄な買い物が減って、お金が貯まるようになるのです。
お金が貯まらない人は、時間に関しても、お金に関しても、「優先順位」をつけることを意識してみましょう。“時間の使い方”であれば、「やらなくてはならないこと」「やりたいこと」を書きだし、それを時間内にパズルのように入れられるかを調整してみてください。
2:スキマ時間を意味のあるものにしている
あいた時間=スキマ時間を、どのように使っているでしょうか。1000万円以上貯蓄がある人は、たとえスキマ時間だったとしても、「役に立つか」を基準に考えています。なんとなくゲームをしたり、ひたすらネットを流し読みしたり、SNSに愚痴を書きこんだりということは、「息抜き」をしたいときは別ですが、特に得るものがないと判断する場合は避けています。
以前気になって“お気に入り”に入れていたネットニュースの続きを読んだり、SNSのコメントに返信したり、本を読んだりと、スキマとはいえ、意味のある時間になるように心がけている人が多いです。
ほんの5分、10分のスキマ時間でも、6回分なら1時間近くになります。お金も同様で、ほんの300円だと思っても、10回分なら3000円です。スキマ時間を大切に考えることで、自分の時間を有意義に使えますし、細かいお金でも真剣に考えることで、お金がどんどん貯まる人になるといえるでしょう。
3:決められた時間を守り、遅刻はしない
1000万円以上貯蓄がある人は、めったに遅刻をしません。遅刻をしてしまう状況ですと、出がけに傘を持っていくのを忘れて、雨に降られてビニール傘を買ったり、電車に乗り遅れてタクシーに乗ったり、オンライン会議に遅れてスケジュールの再調整が必要になって、リカバリーのためにプライベートに影響があったりと、本来必要でなかったはずの出費がかさむことにつながります。貯蓄がある人は、1日のスケジュールを朝(または前の晩)に改めて確認し、それぞれに間に合うように計画を立てている人が多いです。それによって、予定通りに進めていくことができるのです。
お金も同様です。自分で決めた金額の範囲で買い物をしたり、毎月の貯蓄額を守ったりすることで、貯蓄がどんどん積み上がっていきます。財形貯蓄や銀行の自動積立定期預金などを利用して、自動的に貯める仕組みをつくっておくことで、必要以上に節約を意識せず、それ以外のことにパワーを注げるようにする人も多いです。
以上、1000万円以上貯蓄がある人の、時間の使い方について3つの傾向をお伝えしました。「お金」は収入アップや投資などによって増やすことができますが、「時間」は増やすことができません。お金以上に、“時間の使い方”も大切だといえるでしょう。
時間の使い方を意識すれば、自然と計画が立てられるようになり、お金が貯まることにもつながります。「お金を貯めたいな」と思っている人は、時間の使い方も、ぜひ一度見直してみてくださいね。
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