北と南に別れたアイルランドの歴史を認識しておく

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北と南に別れたままのアイルランドを伝えるスポットの数々は必見

アイルランドが位置するアイルランド島は北海道ほどの大きさで、北はイギリス領北アイルランド、南がアイルランド(アイルランド共和国)になります。イギリスの統治から、1922年に北6県を残す形で独立を果たしたアイルランド。北アイルランドを訪れる場合はもちろんですが、アイルランドにも独立に関連した出来事を今に伝えるスポットがいくつもあるので、その歴史的背景を頭に入れておくと、見るもの、訪れる場所に関する理解がさらに深まるのではないかと思います。

独立をめぐる出来事を伝えるスポットのひとつはこちら>>>ダブリン中央郵便局

世界遺産のジャイアンツコーズウェイをはじめ、北アイルランドには魅力的なスポットが数多くあるので訪れる方も多いと思いますが、その際注意しておきたいのはお金のこと。同じアイルランド島内に属していてもイギリス領である北アイルランドで使えるお金はユーロではなくポンドなので、両方の通貨の準備が必要です。

北アイルランドの詳しい通貨の情報はこちら>>>アイルランドの通貨

治安情報の事前確認を忘れずに

「アイルランド」と聞くと、1960年代から30年以上の間頻発した北アイルランド問題に端を発するテロを思い浮かべる人も多いかもしれません。かつては危険というイメージがつきまとっていたアイルランドですが、今ではそのイメージも払拭され、治安も比較的良くヨーロッパでも人気の観光スポットのひとつです。それでも長引く不況のためか、スリやひったくり等の事件は増加傾向にあることが確認されていますので、旅行の際には十分な注意が必要。在アイルランド日本大使館のページにはアイルランドの治安情報をはじめ、直近で日本人が海外で事件に巻き込まれたケースなども注意喚起のために掲載されているので、旅行前に一度目を通しておくといいと思います。

やっぱり読んでおきたいアイルランドの文学

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ダブリンの街に佇むジェームス・ジョイスの像

アイルランド旅行をより楽しむためにおすすめしたいのが、アイルランドの作家の本を読んでおくこと。小さな国ながらたくさんの文豪を輩出していることから、文学の国とも呼ばれているアイルランド。有名な人だけでもジェームス・ジョイス(ユリシーズ)やオスカー・ワイルド(幸福な王子)、ジョナサン・スウィフト(ガリヴァー旅行記)、ジョージ・バーナード・ショー(ピグマリオン)、サミュエル・ベケット(ゴドーを待ちながら)、ウィリアム・バトラー・イエーツ(アシーンの放浪)などがいます。何か一作でも読んでおくと、アイルランドという国をより深く知る、または感じるきっかけになると思うので、ぜひ旅行前に一冊手にとってみてはいかがでしょう。

個人的におすすめは、ジェームス・ジョイスの「ダブリナーズ」です。ジョイスといえば、なんといっても有名なのは「ユリシーズ」で、こちらは舞台であるダブリンの街が細かく描写されているのですが、絶大なファンがいる一方で、長く難解で挫折したという人も多い一冊なので、旅行前には不向きな一冊といえそうです。その点ダブリナーズは、ダブリンを舞台にした短編集で読みやすく、しかも街の雰囲気や季節ごとの空気感が克明に描き出されているのでおすすめです。ダブリン中心地の地名もよく出てくるので、旅行中にその場所を実際に歩いてみたりと、旅の楽しみもまた広がるのではないかと思います。

遠く離れたアイルランドへの旅行、情報面でもしっかり準備しておくと、心の準備もしっかりでき、より充実した旅行になるはず。上記の情報を中心に、旅行前の準備をしてみてはいかがでしょう。


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※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。