父、マスター・Pに指導され、バスケのスキルもさすがのロメオ
マスター・Pの息子であり、ノー・リミット・レコードから12歳の時にデビューし、一躍大人気となったロメオ。まだ“リル・ロメオ”だった幼い頃の面影が、強く印象に残っていますが、立派に成長した彼は現在26歳。父、マスターPが息子ロメオのバスケコーチを務め、力を注いだだけあって、ロメオのバスケのスキルも中々のもの。
南カリフォルニア大学にバスケの奨学生として進みましたが、それはロメオの親友で現在トロント・ラプターズで活躍するデマー・デローザンとコンビで入学させるという、マスター・Pの計らいがあったとの噂も。真実はいかに?
196センチの長身を活かして、アラバマ大学で奨学生としてプレイした2チェインズ
ジョージア州出身の2チェインズは、2007年にプレイヤーズ・サークルというヒップホップデュオの1人として、リュダクリスのレーベルからデビュー。後にソロで活動するようになり、デフジャムから出したファーストアルバム、“Based On a T.R.U. Story”は、第55回グラミー賞のベスト・ラップ・アルバムやBETの様々な賞にノミネートされました。ジョージア州の高校のバスケチーム時代は花形選手で、その後、奨学金を得てアラバマ大学でプレイしたほどの実力の持ち主。
自らのミックステープのカバーでも、バスケ愛を示すJ・コール
以前に“未来を担うヒップホップアーティスト達”でご紹介したJ・コールは、2007年にJay-Zのレーベルからメジャーデビュー。ラッパーとして活躍すると同時に、自ら若者達の夢への支援をサポートする非営利団体を築き、力と情熱を注いでいます。
コールのバスケ好きはメジャーデビュー前にリリースした“The Warm Up” や“Friday Night Lights”などのミックステープのカバーで、バスケットボールを持つ自身の姿からも悟れます。NYのセント・ジョーンズ大学在校中には、バスケチームのトライアウトを受けるほどの実力はあったようですが、やはりラッパーになる夢の方が大きかったようです。
NBAのスーパースター選手、レブロン・ジェームズとプレイした経験を持つスタリー
オハイオ州出身の立派な髭が特徴のスタリー。リック・ロスのレーベルと契約し、昨年の秋にデビューアルバムをリリースしました。高校時代にはあの“キング”の愛称でもおなじみ、NBAのスーパースター選手、レブロン・ジェームズとプレイしたこともあるそうです。ミシガン大学へ奨学生として進みますが、怪我のためバスケは断念せざるを得なかったよう。ですが、バスケへの愛はもちろん今も継続中です。
たくさんのヒップホップアーティストやバスケットボールの選手は、同じような環境で育った者同士が多く、目指すゴールは違うにしろ、厳しいスターへの道を努力と共に歩んでいくという意味では、お互い共感出来ることがたくさんあるのではないでしょうか。
次回は今回の逆バージョン、ラッパーとしてのスキルを持つNBAの選手をご紹介したいと思います。お楽しみに!