熱帯魚/熱帯魚の飼育器具・水槽・用品

エデニック シェルト(外部式フィルター)

現在発売される外部式フィルターの中で、唯一25L以下の水槽に設置できるろ過器。水槽内部をスッキリ見せたい。小型水槽でもCO2のロスが無い、密閉式フィルターを使用したい。などの要望に応えてくれる製品だ。

長谷川 秀樹

執筆者:長谷川 秀樹

熱帯魚ガイド

製品の主な特徴

エデニックシェルト
スドーから発売される、吐出量150L/h前後の小型水槽用外部フィルター。現状では最も小さな外部フィルター。拠って、その存在価値は大きい。
現在商品化されている、最も小型で、吐出量の少ない外部式フィルターである「エデニック シェルト」。メーカー推奨では25L以下の水槽で使用でき、最大165L/h、最小140L/hの吐出量の能力を持つ。エデニックシェルトの発売以前、小型水槽のユーザーがシンプルに水槽を維持する、また本格的に水草レイアウトを施そうと考えれば、自作に頼るしかなかった。故にその発売は、多くの小型水槽ユーザーを魅了した。

発売から時間が経過し、現在では周辺パーツも幾らか増え、フィードバックに拠る改良から、以前と比べより使い勝手の良い製品へと改良されている。

また先般、若干のマイナーチェンジが施された「エデニック シェルトV2」が発表される。メーカーに問い合わせたところ、変更点は以下の4点。

  • 給排水チューブが柔らかくなった。
  • フィルターフォームが拠り細かな目になり、カラーがブラックに。
  • ストレーナーパイプがブラックに変更。
  • ロカリング(ろ材)が「ポーラスリングミニ」に変更。
飛躍的に能力が向上したり、機能的な部位に変更点はないため、旧型にあたる本記事のレビューもV2に置き換えてなんら問題はありません。

細部のレビューは後ほど解説するが、前述のように小型水槽(30cmキューブ水槽以下)に使用可能な唯一の外部フィルターであるため、その存在意義は大きい。ざっくり言わせてもらえば、不満な点もあるものの、総合的に判断して使えるアイテムだと思う。また、ろ材を含め、全てのパーツがセットに含まれているので、購入後直ぐに使用できる点も見逃せない。

エデニック シェルト:セット内容
同封されるアイテムで、直ぐに使用することが可能。(2点ほど、細かなパーツを写し忘れました…)

現状では比較できる製品は無いが、ややパワーのあるエーハイム2211(60Hz 300L/h)辺りが競合するアイテムになるだろう。ただ此方は、30cmキューブ以上での使用となり、前者の適応上限、後者の適応下限で見た場合、能力的にはエーハイム2211に軍配が上がる。しかし、それ以下の水量の水槽では、流量的にエデニックシェルトしか適さない為、比較するものでも無いだろう。

では、実際に使用してみての、思ったところを…
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