熱帯魚/熱帯魚の飼育器具・水槽・用品

エデニック シェルト(外部式フィルター)(2ページ目)

現在発売される外部式フィルターの中で、唯一25L以下の水槽に設置できるろ過器。水槽内部をスッキリ見せたい。小型水槽でもCO2のロスが無い、密閉式フィルターを使用したい。などの要望に応えてくれる製品だ。

長谷川 秀樹

執筆者:長谷川 秀樹

熱帯魚ガイド


ファーストインプレッション

発売当初は、WEB上でも不具合の報告がチラホラあったものの、フィードバックの蓄積とともに若干の改良がなされ、現状使用に足る商品になったと感じる。

具体的には、インペラー部分の故障がこれにあたる。「ソイル系の底床」や「麦飯石溶液」を使用した水槽では、まれにインペラー部分のマグネットの剥離が起こることが報告されている。ただし、現在では改善がなされ、そのような現象は可也少なくなったそうだ(メーカー談)。

エデニック シェルト:ストレーナー
給水パイプ先端に取り付ける、ストレーナ部分。少々、心もとない作りだ。

さて、購入後に箱から出した第一印象は、シンプルながらもデザイン的にはまあまあ。この辺りは、パッケージやカタログで確認していたことなので、過度の期待はない。ただ周辺パーツの貧弱さが目に付き、特にストレーナーの貧相さにはがっかりした。全体的な作りは、エーハイムと比較すると正直心もとない。



説明書にざっと目を通し、特に迷うことも無くセッティングすることができた。至ってシンプルな構造なので、女性でも問題なくセッティングできるだろう。今回は、30(高さ)×30(幅)×25(奥行き)cmの水槽真横にセットしたのだが、給水パイプがストレーナーとエルボをセットした状態で約34cmもある。そのままの状態では水槽から飛び出した部分がみっともなく、パイプをノコギリなどでカットして長さを調整する必要がある。当然それ以下のサイズの水槽でも、美観を気にするのであれば同様の対処が必要になるだろう。

また、シャワーパイプの長さが約25cm。エルボにセットした状態で、30cm幅の水槽ではギリギリセットできる長さだ。30cm幅以下の水槽で使用する際は、給排水パイプをカットするなりして、調整する必要がある。この点は、シャワーパイプではなく、付属の水流コントローラーを使用することで回避できる問題でもある。

エデニック シェルト:エルボ
水槽配管用のエルボが付属。
セットに水槽に給排水ホースを取り回すための「コネクター付エルボ」が付属している。ホースを固定するコネクターも付いており、直角に曲がった形状は、ホースを取り回すのに便利だ。ストレーナーパイプ、シャワーパイプは、ホースを介せずエルボに直接取り付けることが可能と便利。





エデニック シェルト:スライドロック
左右のオレンジ色のボタンを押しスライドさせることで、ポンプユニットとフィルターケースが分離。簡単なステップで、フィルター内の点検やろ材の洗浄が可能。

フィルター本体の開閉は、本体左右にあるスライドロックのオレンジのボタンを押しながらスライドすることで可能。この辺りも便利な仕様に思えた。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます