熱帯魚/熱帯魚の飼育器具・水槽・用品

エーハイム2006

純粋なフィルターとしてではなく、酸素の供給や油膜除去、水流のプラスに活用したい小型内部式フィルター。静穏性は勿論のこと、細かなところまで気が利いた、利用価値の高いアイテムだ。

長谷川 秀樹

長谷川 秀樹

熱帯魚 ガイド

熱帯魚との付き合いは、気づけば20年以上。そんな現在でも、癒しであり、インテリアであり、知的欲求を刺激してくれるアクアリウムにぞっこん夢中。あくまでも趣味人としてのスタンスで、ネットや雑誌、新聞での執筆、ラジオ出演、熱帯魚の撮影などをこなす。直近では、熱帯魚映像図鑑(DVD)の監修解説を行なう。

...続きを読む
エーハイム2006
エーハイム 水中フィルター2006
エーハイム社から2004年8月に発売された、流量50~180L/hの小型内部式フィルター。小型水槽とセット販売もされていたので、何となく購入してみた。でっ、そのレビューを。

最近テトラ社と提携を解消した同社は、様々なアイテムをリリースし精力的に新製品の開発を手掛けている。オリジナルのガラス水槽も幾つかリリースされ、フィルターと一緒にスターティングセット的にバンドルされた商品も数多い。

単体でも発売されるが、同社の30×30×25cmのガラス水槽とセットでも売られている。しかし、正直なところ、20Lの水量には能力的に不満が残る。例えば、ベタを1匹とネオンテトラを数匹飼うのであれば問題も無いが、実際には殆どのアクアリストがもっと多くの魚を入れるだろう。また、小型水槽には、幾ら小さなサイズとはいえ、水槽内部に設置するタイプは美観を損ねる。しかもろ過能力が低いときたら、全く使い物にならない。

一部の水草レイアウトが主体のスタイルであれば、ろ過能力はさほど重要視されないので、小型水槽ではそういったスタイルでの使用しかお勧めしない。

では、どのような使用がベストだろうか…? 態々レビューとして載せるのだから、それなりに納得のいく商品でもある。

外部フィルターのパイオニア的存在の同社からリリースされるだけあり、\1,600(メーカー希望小売価格)とは言え、細部の作りには納得がいく。流石、職人の国「ドイツ」のメーカーだけある。国内メーカーから発売される器具類と比較し、細部にまで拘った作りだ。

さて、どの様な用途に適したフィルターと言えるだろうか。
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

カテゴリー一覧

All Aboutサービス・メディア

All About公式SNS
日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
公式SNS一覧
© All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます