カレーの香りに誘われて本郷三丁目界隈を歩く(3ページ目)

万定フルーツパーラーのハヤシライス

万定フルーツパーラーは日曜日も営業している。日曜日の東京大学はどの門も大扉は閉まり、隣の小扉から出入りをする。正門もそうだ。
日曜日のお昼。万定フルーツパーラーへ向かった。お客さんでいっぱいだ。家族連れ、男性2名、女性1名など。
店主ひとりでがんばってらっしゃる。カウンターに座り、ハヤシライスを注文。それから、天然オレンジジュースも惹かれたが、珈琲を注文。
ちょっと深めのお皿で提供されるハヤシライス。お肉はカレーライス同様、ポークだ。ルウは、甘さがやってきて酸っぱさもある。初めて味わうハヤシライスだ。ただ、カレーライスほどのクセはないか。やはりご飯とルウのバランスはご飯多めだ。
会計の時、素敵なレジスターの写真を撮らせてくれとお願いすると「昭和9年から使ってますのよ」と女性店主。店の創業は大正3年、この建物は昭和3年に建てられているのだそうだ。まさに老舗。昭和、それも戦前の昭和の香りがする店内は博物館のようだ。またカレーライスを食べにきたい。あ、ハヤシライスも食べたいね。

■万定フルーツパーラー
文京区本郷６－１７－１
11：00～15：00
年中無休

余談だが、以前プロデューサーNくんと寄ったカフェテラス本郷というお店がなくなっていたのは、ショックだった。万定フルーツパーラーさんもできるだけ長く営業してほしいものだ。