常識の呪縛が男を苦しめている
溜池:その常識って、昔からあったものかというと、そうではないんですよ。
じゃあ誰が考えたのかな?僕ではない“誰か”だよ。世の中の男の人たちは誰かが作った常識を鵜呑みにして、それを信じこんじゃって、それが苦しくて、年間3万人も死んじゃうのかと。
僕はたまたまAV業界というところに20年間いて、どう考えても女性の方が強い状況をみているわけですよ。男優さんは残らない。男優やりたいと応募してくるのは1年間に何万人かな、たくさん来る。でもちゃんと残るのは加藤鷹さんとか一握りでしょう。なぜか女優さんは、一本だけ出演するとか言ってても、一本やると次からは何年もやってるでしょ。肝が据わる。
男は強くなくてはいけない、女をリードしなくてはいけない、男はこうであるべきだという概念に縛られない方が男女はうまくゆく。
女性をステージに上げて、相手の立ち位地を考えて生活した方が、非常に現場がスムーズに行く様に、家庭もスムーズにいくんではないだろうか、と僕は思ってるんですよね。
二松:それは嬉しいことです。でもでも、セックスレス改善をアドバイスしている立場の私はそこには意見がありまして。男性がM、女性がSのタイプでない限り、女性の方が三つ指つくまで過去に戻らなくてもいいけれど、「はかなく可憐なイメージ」を演出するほうがセックスレスにはなりにくいと申しています。
だって、妻が上から目線でヤイノヤイノ夫を責め立て、小言を言って、家事は完全折半と押し付けてばかりいると、夫は「妻の肌に触れたい」と思わなくなります。エロチックさが消滅するみたい。結婚後監督の奥さんまり子さんのようにスレンダーボディと妖婉さと、そして何より“夫をリスペクトする精神”を保とうと努力しなくなる妻も多数存在します。
結婚して安心しきって“モンスターワイフ”と化した妻を夫達は抱かなくなる。
溜池:なるほど。確かにその通りかもしれません。
しかし、僕の理想としては、それでも男性が、相手の女性を笑顔で全て受け入れ、性欲も旺盛で彼女を常に満足させることに喜びを見いだして欲しいですね。
まあ、そのような『いい男3.0』をまさに絵に描いたような男性がこれから多く世の中に輩出されると世界は変わってゆくと思います。
二松:おう!妻を幸せにすることが最大の喜びと感じる夫……大賛成。福山雅治さんが『いい男3.0』と思っているから福山ロスになった日本の女性達です(笑)これを機会に福山さんをあきらめてMy夫こそ『いい男3.0』だと気づかなくては。ああ、世の夫の皆様がたにもゴロー監督の教えを意識して3.0にバージョンアップして欲しいと切に願います。
(余談:妻まり子さんは、いつも監督を褒めちぎっています。こちらが驚くほど
監督を愛しておられます。理由は、監督の生き方にあったわけです。納得)
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ゴロー監督とのセクシーかつワイルド対談まだまだ続きます。
Vol.2 熟女はよくて妻はだめ?セックスレス考察と浮気の実態
Vol.3 なぜ僕たちは妻とディープキスができないのか
vol.4 キスは気持ち悪い?若者性的感覚の歪みは夫婦の影響!?
溜池ゴロー プロフィール
溜池ゴロー氏事務所にて
『いい男3.0』をつくる『溜池ゴロー男塾』開始! http://otoko-juku.jp/
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