教会にはハイドンの墓所(お墓)があり、別名ハイドン教会と呼ばれている。墓所へは、教会の裏手の大きな面にある入口から、となる。
裏手の広場にもステキな像があり、ハイドンが愛された街の歴史が偲ばれる。
大きな面の入口から教会内に入るとそこは、天空を舞う沢山の天使が描かれた高天井の空間が広がる。
正面の小さい教会は建物の屋根や壁面など外部に、裏にある入口から入る大きな教会は、内部天井画に沢山の天使が舞う、まさに「天使の教会」なのである。
ハイドンが眠る、別名ハイドン教会と呼ばれる教会
先出のエステルハージ家の御用音楽家として使えたのが、交響曲の父と呼ばれる著名な作曲家:フランツ・ ヨーゼフ・ハイドン。ハイドンの肖像画 ●クリックすると拡大します。
ちなみにハイドンは、あのモーツァルトが憧れたという作曲家・・・ザルツのあるモーツァルト音楽院を卒業したウィーンの友人である作曲家が言うんだから間違いない。
そういえば軽やかでウキウキしてしまう独特なモーツァルト節、ハイドンのそれと似ている箇所がかなりある。事実、ハイドンとモーツァルトは交友も深く、モーツァルトは6つの弦楽四重奏曲(ハイドン・セット)を作曲し、ハイドンに献呈している。また後にハイドンは、モーツァルトの遺児(カール・トーマス・モーツァルト)の進学(音楽留学)の世話をしている。
ハイドンは、ここアイゼンシュタット・ベルク教会・・・別名ハイドン教会、そして「天使の教会」に眠っている。
オーストリアからイギリスへ、そしてまたウィーンに戻り、数々の名曲を世に残したハイドン。曲を奏でるように多くの天使が見守る教会、そして教会前に佇む椅子の風景。
暑く強い陽射しもいつしか柔らかくなり、一層荘厳さが際立つ教会のその風景の中にひとつとなって過ごす時間。
まぶたをとじると軽やかな楽曲が奏でている……至福の椅子の風景がここにある。
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