センシングやプログラミングの精度向上で「おまかせ」がトレンド
ここ数年オーブンレンジの高性能化が進み、自動調理・同時調理など、調理使いの提案が進んでいましたが、2015年はマイクロ波の機能を向上し「解凍」の仕上がり精度に注力したメーカーが目立ちました。そんな中、調理機能で画期的な進化をしたのが、シャープ「ヘルシオ」。いずれも「おまかせ」ボタン一発で最適な仕上がりを目指しています。それでは、2015年新製品の注目ポイントをまとめてご紹介します!「まかせて調理」でオーブン調理に革命~シャープ「ヘルシオ」
ヘルシオは、過熱水蒸気だけで調理するウォーターヒート技術が最大の特徴。2004年の発売以来、減塩・脱脂効果・栄養素の残存率の高さなど、ヘルシーを得意としています。しかし、過熱水蒸気による調理は魅力的だが、なかなか上手に使いこなされていないのが現状でした。そんな不具合を一気に解消したのが、今回の「まかせて調理」。レシピいらず!はかりいらず!解凍いらず!の「3いらず」で、マイクロ波の温め機能と同じ様に、ボタンひとつで加熱調理ができるようになりました。しかも、温度帯の違う食材を同時に投入しても、全ての食材が適正に加熱された状態に仕上がるというから驚きです。説明会では、冷蔵のご飯・冷凍のベジタブルミックス・常温の野菜をオーブン皿に全部並べた状態で「まかせて調理・焼き」を実演。時間も分量も温度も、何ひとつ設定することなくボタンを押すだけ!終了の合図とともに出できたご飯を混ぜれば、見事にチャーハンの出来上がり~。加熱不足も加熱しすぎも一切なく、ムラなくしっかり加熱されていました。あっぱれ!!
これは、過熱水蒸気には温度の低いところに集中して熱を加える、という特性があるからとのこと。さらに、2015年モデルから、温度を感知する赤外線センサーを新たに搭載したことにより、確実な調理ができるようになったそうです。ちなみにヘルシオが今まで赤外線センサーを搭載していなかったのは、庫内に充満する蒸気でレンズが雲ってしまうから。新モデルでは、庫内天井にレンズを出し入れすることで曇りを防止することで、赤外線センサーの搭載を実現しました。
自宅でも実際に使わせてもらいましたが、とりあえず材料を並べて「まかせて調理」から希望の調理ボタン「揚げる・焼く・炒める・蒸す」などを押せば、あとは本当に何もしないでも完成するので、オーブンの加熱機能を使う機会がぐっと増えました。ボタンひとつでオーブン機能が活用できるのは今までにない画期的なできごと!まさに、革命と言える新提案です。多機能なオーブンレンジは使いこなせない・・・という人にこそ使って欲しい一台です。
※参考:メーカー製品サイト
※参考:ニュースリリース
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