子供の嘘、大人になるまでにどう変わる?

子供の嘘を慢性化させないために親ができることとは?

子供の嘘を慢性化させないために親ができることとは?

子供の嘘、気になりますよね。筆者も、よく質問や相談を受けることがあります。「子供には素直に正直に育ってもらいたい」と願うからこそ、気になってしまう子供の嘘。我が子は世間一般と比べどうなのか、大人になれば収まるのか……と悩みはつきません。

ここでは、嘘の頻度に関する一般的な傾向と、その中に潜む危惧すべき実態についてお伝えしていきます。

 

嘘のピークはいつ頃?

最近オランダで、6歳から77歳までの1005人を対象に、嘘に関する実験が行われました。この実験の目的は、嘘をつきがちな年齢層というのは存在するのかを見出すため。データから分かった2つのピーク年齢を見ていきましょう。

■嘘が上手いのは何歳くらい?
嘘の巧みさは、年齢とともに、逆U字カーブを描いていく傾向があることが分かりました。子供時代は親が見ればすぐに嘘と分かったのに、年齢を追うごとに巧みになり、さらに年を重ねるとその巧みさを失っていく、という弧を描いたそうです。

そのピーク年齢は、18~29歳で、この頃の嘘は、迷いがない、しかもばれにくい、という傾向が。逆に、小学校低学年くらいの子供と60歳過ぎの高齢者はほぼ同レベルで嘘が不得手という結果だったそうです。

■嘘の頻度のピークは?
また、過去24時間についた嘘の数を調べると、“2回”が平均でしたが、10代の子だけ多く、平均“2.8回”という結果に。ここでも、逆U字カーブが見られましたが、巧みさのピークよりもやや早い時期に、頻度がもっとも高くなることが分かりました。

これを踏まえると、10代に嘘の頻度が上がることで、その巧みさが徐々に増していくという流れがあるのかもしれません。ここでも、小さい子供と60歳過ぎの高齢者はほぼ同じくらいの低頻度でした。


半分の嘘は、9%の人が集中して嘘をつく

上記の実験は、1000人以上の人々から、その平均を求めたものでしたが、また別の実験で非常に興味深い結果が出ています。それは、
  • 過去24時間の間に全く嘘をつかなかった人が50%なのに対し
  • 全体の50%の嘘は、9%の人がついたものだった
ということ。つまり、頻度にはかなりの個人差があり、「約1割の人が慢性的に嘘をついている」ことが分かったのです。

>次ページで、今日から実践してほしい嘘予防策を2つお伝えします。