トルコ/トルコ基本情報

トルコの電気・電圧・プラグ事情

海外旅行の時に気になるのが、現地の電圧とコンセントの形。トルコ旅行で日本から電気製品を持ってくる場合は、まずトルコの電気・電圧・プラグ事情について知っておきたいですね。そんな情報はこちらからです。

執筆者:安尾 亜紀

トルコの電圧やプラグは?

トルコのコンセント

トルコのコンセントはヨーロッパと同じタイプ


トルコは、電圧もプラグの形もどちらも日本と異なります。このため、どうしても日本から電気製品を持参して現地で使いたい、という場合は「変圧器」「変換プラグ」の両方を持っていかなければなりません。

プラグの形は何タイプ?

Cタイプのプラグ用アダプター

Cタイプのプラグ・アダプターを使うことで、日本の電気器具をトルコのコンセントに差し込むことができます


マルチ変換プラグ

日本で売っているマルチタイプの変換プラグを、Cタイプに組み立てたもの

トルコのプラグは「C」タイプが基本で、このほか「B」タイプや「SE」タイプも使われています。これらはヨーロッパタイプと呼ばれており、ヨーロッパの多くの国と同じ形です。トルコ旅行に出る前に、電気用品店などでこのタイプの変換プラグをいくつか持っていくとよいでしょう。これは日本の「A」タイプのプラグに設置と、トルコのコンセントの穴にも差し込むことができるようになるアダプター。最近では「マルチ変換プラグ」といって、一つで日本式プラグを世界中どこのタイプにも変換できるものも売っていますので、便利です。

マルチ変換プラグ

トルコで購入したマルチ変換プラグ。上が電気機器のコード差し込み口で、世界中のプラグに対応しており、下はコンセントに差し込む方のCタイプ・プラグ

万が一、変換プラグを忘れてトルコ入りしてしまった場合でも、イスタンブールやアンカラといった大都市にある大型家電量品店(TeknoSA、Bimeks、MediaMartなど)には、「どのタイプのプラグもトルコのコンセントにさすことができる」マルチ返還プラグが売っていることがあります。これは先ほどのものとは逆に、世界中どこのプラグでもトルコ式(ヨーロッパタイプ)に変換できる、というものです。

 

100Vまでの電気機器なら変圧器は必須!

電圧の幅

赤線のように100~240Vと書かれていれば、基本的にトルコで変圧器は必要ない


上記のようなプラグの形とは別に、電圧そのものもトルコと日本は異なります。日本は100Vですが、トルコは220V。このため、日本の電化製品に変換プラグをつけて直接トルコのコンセントに差し込むと、ボルト数が大きすぎて爆発したり火事が起きる恐れがあるので要注意。まずは日本から持参した電化製品が何Vまで大丈夫かをチェックしましょう。

変圧器

海外携帯用の変圧器は小ぶり

最近では、カメラ、パソコンなどについては世界どこでも対応可能(100~240Vなど)になっていますが、それ以外電気製品は基本的に100Vまでしか受け付けないものがほとんど。そのような電気製品をトルコで使用したい場合はどうしても変圧器が必要になります。旅行の場合は小ぶりで持ち運びやすい海外旅行用変圧器がおススメですが、旅行用変圧器は利用できるワット数に制限がありますので、そこをきちんと調べてから購入するのがおススメです。

一方で、トルコの送電にはムラがあると言われています。つまり平均220Vですが、流れている電流に波があるため、瞬間的には220Vを超える電気が流れる場合もあるということ。これは、パソコンのような繊細な電気機器を使う場合故障の原因になることもあるようです。このような事態を避けるため、仮に240Vまで対応可能な電気製品でも変圧器を使って利用する人もいます。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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