ポール、日本での大歓迎に大感激!
映画『アントマン』のプロモーションで「ポール・ラッド初来日」という噂を聞いた映画ファンは浮足立ちました。『40歳の童貞男』『ナイトミュージアム』『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』などコメディ畑で活躍してきたポール、実は日本にファンが多かった! 映画会社にも問合せが数多くあり、空港やプレミアにも多数のファンが駆けつけました。ポールはこれに大感激!
「Very exciting for me! 日本は初めてですが、旅行もいいけど、こうやって自分が出演した映画と一緒に来るのもいいものですね。空港での歓迎は本当に驚いた! あんな歓迎受けたのは初めてです。あと数日いるけど、いろいろな体験をしたいし、ファンのみんなとも触れ合いたいです」
と、ポールが語る横で、ペイトン・リード監督がニコニコしながら
「ビートルズみたいだったね(笑)」
本当にキャーキャー大騒ぎだったのです。
ではインタビューを開始しましょう。
ポールの新たな一面が見られる映画
――ポールさんは、映画『アントマン』で脚本にも参加していますね。脚本参加したことで作品に対するアプローチは変わりましたか?ポール:自分のキャラクターだけでなく、すべてのキャラクターに対する洞察が深くなりました。キャラクターが下す決断に対してそれぞれどう思うのか、どんな影響があるのかをより知ることができた。脚本参加していなかったら得られなかったと思います。
――『アントマン』にはリード監督の愛情がたっぷり注がれているように感じました。監督はこのようなマーベルヒーローについてけっこうお好きだったのでは?
リード:僕は典型的なマーベル・ヒーローオタクでしたね(笑)。小学生のときからコミックスも読んでいたし、映画もたくさん見ました。マーベルコミックは深く、ただセリフを読むだけじゃなく、行間を読ませる力もありましたし、何よりヒーロー同士がからみあうユニバースがあるのも好きでした。
「超人ハルク」にキャプテン・アメリカが出てきたり、「アイアンマン」にスパイダーマンが出てきたりして。コミックブックの世界がお互いに影響しあっている点も好きでしたね。アントマンも知り尽くしていましたから、思い入れもあるし、私的な繋がりも感じていました。映画化したら、自分なりに“アントマンはこうあってほしい、これだけは嫌だな”という考えが明確にあったので、監督するにあたって、それらの思いは役立ちましたよ。
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