月経周期が早い(通常より1~2週間早い)
補中益気湯は、月経早期以外にも元気不足や食欲不振によく用いられる
もともと虚弱な体質だったり、病気や過労などで経血をコントロールする機能が弱まる。経血量が多く、色はうすい。倦怠感があり、お腹や子宮が下に落ちるような感覚がある。代表的な漢方は補中益気湯(ほちゅうえっきとう)。
■加齢(腎気虚)タイプ
脾腎気虚タイプと症状は似ているが、経血量は少ない。めまいや耳鳴り、足腰がだるいなどの症状があり、尿の回数が増えるのも特徴の一つ。固陰煎(こいんせん)が有名だが、六味地黄丸(ろくみじおうがん)をまず試しても。
■ほてり(陰虚血熱)タイプ
カラダに必要なうるおい分が不足していて、虚熱(ほてり)が生じる。経血量が少なく、色が赤く、質も濃いのが特徴。口やのどが渇き、頬のみが赤くなる。両地湯(りょうじとう)がオススメ。クコの実やスッポンなどもうるおい不足によい。
■イライラ(肝うつ化熱)タイプ
ストレスなどの気のうっ滞が熱を生み、経血をコントロールする機能が弱まる。経血量は多かったり少なかったりまちまちで、血の塊が出ることもある。月経前に胸が張り、イライラして怒りっぽくなる、口が苦いなど。加味逍遥散(かみしょうようさん)が代表薬。
■熱(陽盛血熱)タイプ
暑がりだったり、暴飲暴食などで熱がこもり、経血をコントロールできなくなる。経血量が多く、色がどす黒い。口が渇いて冷たいものを欲しがり、便秘がち、赤ら顔の人が多い。清経散(せいけいさん)などで余計な熱をさまし、月経バランスを整える。
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