「狭い家だから」「収納がないから」なんて諦めないで!
せっかく片付けたのに、またすぐ散らかるかってイライラする。いつもスッキリな家ではどうしているの? 片付かないのは、部屋が狭いし、収納がないから?そんな風に悩める方にお伝えしたいのは、狭くてもスッキリなインテリアに必要なのは、機能的な小道具だということです。何をどう使ったら
部屋が片付くのかがよく分かる事例を集めました。
狭いリビングでは、1台2役の家具を使う
よく使う持ち物をしまっておくなら、フタを開けて中に入れるだけでOK。少しくらい乱雑でも、家族それぞれのやり方に任せたい
使ったらその場でしまえるから、つい後回しになりやすい片付けが素早くできるようになります。
ダイニング用に、これから買うならベンチ型の椅子
四角形のベンチなら壁や窓辺に寄せて置けば、座る場所が収納場所へと早変わり
床掃除をしたいときや、テーブルでの作業を中断してお昼ご飯を食べたいときなど、こういった一時置きできる家具があると大助かりです。
コーヒーテーブル兼収納で片付くインテリア
メイク道具や趣味の手芸用品などをしまってもいい(左)。大型のトランク収納がインテリアのアクセントになる(右)
さらに、ソファでくつろぐときにも、片付けやすさを考えておくのがポイント。コーヒーテーブルとしての機能だけではなく、雑誌を載せる棚がついているタイプや、フタを開けると中にモノがしまえるといったテーブルもあります。
アルバムや子どもの作品など、長期間しまっておきたいアイテムなら、旅行カバンをテーブル兼収納に使うのもいいアイデアです。
狭いリビングでは、家具も「片付ける」!?
片付く家の住人は家具選びも上手。見た目だけではなく、使う場面を想定して機能をチェックする
そこで、スッキリとした部屋作りをしたいと思ったら、広さを調節できる家具を使うというのがキーポイントになります。ダイニングでは、エクステンション(伸縮)できるテーブルとスタッキング(積み重ね)できるチェアにすれば、誕生会などホームパーティーのできる部屋作りを諦めずに済むというわけです。
シンプルなデザインなら場所を選ばずに使える。メタル製は丈夫で手入れがしやすい
置けるスペースを増やすアイテム使い
食器や鍋など重たいモノを載せる場合は、耐荷重をチェックして頑丈な突っ張り棚を選びたい
100円ショップにあるラック(上)、ホームセンターや通販で手に入るシンク下用ラック(下)は工具なしで組み立てられる
でも、モノを置けるように縦の空間を仕切れば、2倍3倍に収納量を増やすことができます。それには棚板を増設すればいいのですが、もっと手軽に増やすには突っ張りタイプの棚や、置くだけでいいコの字型のラックが有効です。キッチンの流しや洗面台下のキャビネットのように、内部に配水管があっても市販の専用ラックを使えば簡単に設置できます。
おもちゃ収納などにぴったり! ピッタンコサイズなカゴ使い
収納スペースにもピッタリなサイズのカゴを揃えれば、スペースを無駄なく使うことができます
そこで活用したいのがカゴ。その中にしまうモノにちょうどいい大きさで、収納スペースにもピッタリなサイズのカゴを見つけるのが理想です。四角い形状のカゴで、サイズバリエーションのあるメーカー品であれば、横に並べたり上に積んだりなど組み合わせることで、スペースを無駄なく使うことができます。
L型ウォークイン収納の角を活かす工夫も
下段に棚を置く場合は、奥行きの浅いものにして手前に余裕のスペースを残しておくと、奥まで見えて出し入れの動作がしやすい
それでも少しだけ改善するとしたら、高い場所ではボックスを並べて収納し、箱ごと出し入れできるようにすること。下段でもボックスを置くか棚を置くことで、スペースの奥まで有効に使えます。また、角に置くのは季節外れのモノや、使う頻度が低いモノに限定することも必要です。
部屋が狭いとか収納が少ないといったハンディがあっても、室内は広々と使えるように、収納内は空間を仕切ることで、片付く部屋作りができます。
それでも、片付けるのが面倒だからと先送りしがちなら、ラクにできるグッズを使うのもいい手です。
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