僕は彼女を信用します―城田優が嫉妬心を抱かない理由

現代社会の悲喜こもごもな恋愛事情を描いた作品を、人気俳優はどのようにみたのか。彼のリアルな恋愛観、仕事観にも迫ったインタビューを2回にわけてお届けます。

相手によって自分が変わるから恋愛はおもしろい

――まず、主演された第４話はどんなドラマですか？
池田鉄洋さんが書かれた脚本なんですが、それがとにかくブッ飛んでて（笑）。僕が演じた悟は格好つけてるんだけど、ちょっとズレてる役どころ。本を読んだときもすごく笑ったんですが、それを実際に演じたらもっと面白くて。

悟は30歳で、早く結婚したくて悩んでいるんですが、ドラマ後半、なぜか縛られた状態で自暴自棄になって、「なんで俺は結婚できないんだー！」って叫ぶんですよ。そのあとに続く言葉が、「俺は、顔も良いし、性格も良いし、セックスもうまい、仕事もできるし、セックスもうまい」ってなぜかセックスだけ２回言う……（笑）。でも、彼にとってはそれが大事なのかなって思ったり、悟が苦悩すればするほど笑っちゃう感じ。しかも、それを聞いた彼女に「あなたのセックス、別にうまくないわよ」とバッサリ切り捨てられちゃう……（笑）。とにかくブッ飛んでいたので、演じていて面白かったですね。

――テンションが吹っ切れたキャラクターは演じるのが難しそうです。
僕個人としては、ブッ飛んでいればいるほど楽しいですね。普通の真面目な役ももちろん演じがいはありますが、ハイテンションで自分の自慢をしまくるなんて日常じゃありえない（笑）。やっていて「こんなやついないよ」って思わず笑いがこみ上げてきて、楽しい気持ちになるんですよね。だから始終、笑いが絶えない現場でした。

演じる際は、とにかく格好つけて格好つけて、でも最終的に意味が分かんないみたいな変なオチをつけたいと思っていました。基本的に他の連続ドラマと演じ方や意識は変わりませんが、今回はっきり言えるのは全力で「ふざけてる」ってこと。作品を通してそういう空気が漂っているんですよ。だって、そうでなければメガネを外して真面目な顔して彼女に壁ドンしながら、「どすこい」って言いませんよね（笑）。
――ドラマ内では、瀬戸さおりさん、大島麻衣さん、芦名星さんという３人の美女と付き合う、なんとも贅沢な役どころです。
ですよね（笑）。『わたプロ』シリーズ史上初、主人公が男性で、元々カノ、元カノ、今カノの3人と絡むんですが、相手の女性によって主人公の性格や行動が変わるんですよね。恋愛は相手があってのことだから、自然と相手によっていろいろと変わっていくものなんだなってことが感じられて、そこも興味深かったですね。

――ドラマのエピソードになっている「彼に嫉妬させようと、他の男性から口説かれた話をする女性」のことはどう思いますか？
うーん……、僕は無理ですね。 美しく最高な毎日を手に入れる。いつだって、答えは私のなかに――。ダイエット、ファッション、恋愛、グルメ……大人の女性に向けて、日々の生活や仕事をより輝かせるための情報をお届けしているFacebookページです。