マザーズハローワークとは?
ママの仕事探しは昔に比べて楽になっているので、希望の仕事が見つかるといいですね
ハローワークの正式名称は「公共職業安定所」。職業紹介や失業給付などを行う、国の機関です。「仕事と子育ての両立を希望する方」であれば男女問わず利用できます。
厚生労働省の解説を引用すると、「マザーズハローワーク」の特徴は次の通りです。
「キッズコーナーの設置など子ども連れで来所しやすい環境を整備し、予約による担当者制の職業相談、地方公共団体等との連携による保育所等の情報提供、仕事と子育ての両立がしやすい求人情報の提供など、総合的かつ一貫した就職支援を行っています」
一般のハローワークには、正直、子連れで行ける雰囲気はあまりありませんでした。しかし、この「マザーズハローワーク」は、がらりと印象が変わり、子連れで気軽に行きやすい場になっています。
職業相談だけでなく、保育所等の情報提供なども受けられます、また、原則、子育てと両立しやすい短時間労働の求人情報を提供していたりと、幼い子どもを持って働かないといけない状況にあるママやパパにとってはありがたいもの。
再就職に際して役立つ知識やスキルを身につけるためのセミナーなども開かれていますが、利用料はもちろん、無料です。
マザーズハローワークが設けられた理由
「マザーズハローワーク」は、平成18年4月に12都市でオープンし、平成30年7月現在、全国21か所、「マザーズコーナー」は178か所に展開されています。なお、独立した拠点ではなく、ハローワーク内に設置されているものを「マザーズコーナー」といいます。マザーズハローワークは、少子超高齢化による労働力不足を補うため、女性たちにもっと活躍してほしい、ということから設けられたものです。
そもそもは、設置された前年の平成17年に、子育てで退職したママに対する再就職や起業を支援する「女性再チャレンジ支援プラン」が策定されました。
育児・介護と仕事の両立を支援する目的で設けられていた「両立支援ハローワーク」が発展したものでもあります。
ママの就業には、かつて大きな矛盾がありました。保育園に入所を申し込むと、「無職の状態では申し込めません」と言われ、では仕事を探そうと企業に行けば、「保育園が決まってからきてください」と門前払いをくらっていたのです。
そうした矛盾を解消し、子育て中でも働きやすい形を作ろうとしたのもこの「マザーズハローク」です。
仕事を探すママはぜひ、一度訪ねてみてください。
また一方で、納得できる仕事に就けるよう、スキルアップなどは怠らずにいましょうね!
【参照】厚生労働省 全国199か所のリスト
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