歴史好きなら訪れたいシンガポール郵趣博物館
切手展会場とは別に、シンガポールでぜひとも訪れたい場所がありました。それはシンガポール郵趣博物館です。MRTのCity Hall駅か、Bras Basah駅から徒歩5分くらいです。タクシーであれば、23-B Coleman Streetとお伝えください。不定休で月曜のみ13時オープンです。他の曜日は9時半からやってます。(2015年8月時点)エントランスで入場料の6シンガポールドルを払うと、入場シールと簡単なパンフレットがもらえます。有名なラッフルズホテルが近いこともあるのでしょうか――イギリス植民地時代を思わせる開放的な建物で、とてもよい雰囲気でした。
シンガポール郵趣博物館の展示内容
決して規模は大きくありませんが、地元切手収集家の自慢のコレクション、シンガポールの古絵葉書、海峡植民地切手のプルーフ(試作品)、シンガポール独立当時の切手の原画などが楽しめ、とても充実した内容の博物館です。また、香辛料の貿易で栄えた海峡植民地時代のシンガポールから、マレーシア連邦からの分離独立(1965年)までの歴史がたどれるコーナーもあります。シンガポールがマレーシア連邦から独立した時は、2015年3月に死去した政治家リー・クアンユーが涙したエピソードで有名ですね。切手や郵便だけでなく、シンガポールの歴史に関心のある方にも楽しめる内容ですので、ぜひお運びいただきたいと思います。
充実しているミュージアムショップ
私のオススメは1階の切手ショップです。売られている切手パケットや初日カバー類の種類も豊富です。かなり専門的な郵趣文献や、ドイツ製の切手用品なども買えるので、ここを素通りしてはもったいないと思いました!さて、今回はすっかりシンガポールの漫遊記にお付き合いいただきましたが、次回の記事では再び日本へ話題を戻し、郵便貯金について取り上げたいと思います。