切手印刷会社のブースも見逃せない?!
国際切手展の会場に行くと、世界的に有名な印刷会社が自社の印刷技術をPRするブースを設けていて、世界各国の郵政や切手収集家との交流を深めています。今回私が注目したのは、日本の記念切手の製造実績もあるフランス・カルトール社のブースです。ここのブースのショウケースの中には、なんと2011年の日本国際切手展の際に発売された金箔切手の製造過程を示す展示が行われていました。通常では市場に出てこないものであり、資料的に貴重なものであるため、特別にお願いをして、デジカメで接写をさせていただきました。
思わず熱くなる切手デザイナーとの交流
切手展会場でひときわ注目を集めたのは、切手デザイナーさんとの交流会です。切手をデザインする中での苦労話や、こだわりのポイントなどもこっそり教えてもらえることもあります。こうした貴重な話を伺えるのも、切手展の楽しみの1つです。私は切手デザイナーのエリック・コングさんにお願いをして、図々しくも初日カバーにサインをいただいてしまいました!「イタバシユウキさんへ、夢を持つことを恐れないで!(Dare to dream)」って、カッコいいですね~。すっかり大満足です。
手に汗握るフロアオークション!
もう1つの楽しみはやはりオークションでしょう。今回の国際切手展のスポンサー企業でもあるスピンク社(ロンドン・香港)が主催するフロアオークションも行われていました。シンガポールや海峡植民地などの珍しい切手や消印が1点50万円とか、100万円といった価格帯で次々と売り立てられていく様子はドキドキものです。今回のセールはアジアの切手が中心であり、ヨーロッパの切手を中心に収集している私に必要な切手はありませんでしたが、他流試合を見ているようで勉強になりましたし、購買意欲の高い中国人とまともにやりあってはかなわないな・・・とも思いました。(笑)
日本人の切手ディーラーも大活躍!
ちなみに日本からは、マサスタンプスこと、山本誠之さん(大阪府)も今回ブースを出店していました。日本のアニメやクールジャパンに振り切った充実の品ぞろえで、地元の収集家だけでなく、シンガポールの親子連れなどにも、大変な人気を博していました。次のページでは、シンガポールのオススメの切手スポット・シンガポール郵趣博物館を紹介したいと思います。