LDKは家族とのコミュニケーションが大事
「日々の暮らしの中で家族や友人との団らんがとても大切」と考えているIKEAは、より快適で機能的なLDKがあることで、そこでの過ごし方や日々の食事を通して暮らしがいっそう充実すると考えています。まずはお気に入りに囲まれた暮らしを思い描いて、収納モチベーションを高めましょう。IKEAの2016年度プレス発表で紹介された、「出かけるより、楽しいかも」というメッセージの一部を、まずは動画でご覧ください。
出かけるのもいいけれど、おうちでキャンプをしてみよう!家族そろって、その準備に取り掛かります。テントを用意したら、その次はみんなで料理を盛り付けたり、テーブルにはカトラリーをセットしたり。ひとつながりのLDKだから、声を掛け合う家族の連係プレーで着々と進んでいきます。友達が来るまでに仕上がるかな?なんだかゲームみたいで楽しそうです。
今回IKEAが注目したことの一つは、「食」とコミュニケーション。日本では「食」へのこだわりと「食育」への意識が高いけれど、食事を家族と一緒に楽しんでいるか?というのが出発点。食事というのは単に調理して食べるだけではなく、食材を見極めて料理に活かすところから始まり、会話の弾む食卓の空間づくりや、食後の片付けと収納に至る一連のプロセスを指しています。その全過程を大切にしたいというのは、私も強く感じているところです。LDKワンルームは、家族の距離の近さがポイント!広くなくてOK
まずは、LDKの憧れルームセットを見ていきましょう。7タイプの展示コンセプトについて、イケア・ジャパン インテリアデザインマネージャー 竹川倫恵子さんに伺いました。
その1:パステルトーンのLDKスタイル
リビングの壁面にはMEODキッチンの棚。ソファは2シーターとシェーズロングの組み合わせ。コロンとした可愛い脚部が、空間に愛らしさをプラスしている
その2:育てる&加工するスタイル2つ
天井から吊り下げて連結のできる鉢カバーもある(左)。ダイニングテーブルいっぱいに広げて盛大に手作りを楽しみたい
さらに、食べる前の楽しみもサポートしています。たとえば、手作りのジュースやジャムのために、保存容器なども上手に活用して欲しいです。スウェーデンではベリーやリンゴを加工する習慣があり、そうした家庭の様子をイメージして、スカンジナビアントラディショナル(右)というスタイルでまとめています。
その3:新鮮な食材が映えるスタイル2つ
毎日使う食器は大事。IKEA 365+の食器は、シンプルで飽きがこないから長く愛用できる (左)。IKEA 365+の食器は要チェック。黄色いチェアは再生可能なポリプロピレンと木くずを混ぜた素材でできている。レストランなど公共の場で使えるという、厳しいIKEA基準をクリアした製品(右)
IKEAが提唱しているデモクラティックデザイン(みんなのためのデザイン)は、「形、機能、品質、サステナビリティ、低価格」の5つ(右)。そのポリシーが、すべてのデザイン、商品、製造から流通までの工程に反映されています。そのため商品の背景には必ずストーリーがあり、その内容についてはWEBで配信していく予定とのことです。
その4:北欧のポピュラーなスタイル2つ
照明器具での演出も大事。落ち着いたムードや優しい雰囲気など、イメージに合ったものを選びたい
カジュアルな食卓だけではなく、洗練されたテーブルセッティングを楽しむ、ポピュラーモダンなスタイル(左)も提案しています。テーブルのサイズは、日本の住まいでレイアウトしやすい大きさに。また、皮革素材の椅子は汚れるのではといった気遣いをしがちですが、実は手入れがしやすいので子どもがいても安心です。
以上、7タイプをご紹介してきましたが、組み合わせを変えればアレンジはもっと広がります。わが家にふさわしい食卓は?と、家族で話し合ってみるのも楽しそうです。
作って食べて終わりとはいかないのが、家庭での食事です。そのときに忘れてはならないのが収納のこと。機能的で使いやすく、そして片付けやすい収納のヒントを、展示の中からピックアップしてお届けします。