平成26年度マンション管理士試験に挑戦!

【問題 1】
規約の変更に関する次の記述のうち、区分所有法及び民法の規定ならびにマンション標準管理規約(単棟型)によれば、適切なものはどれか。

1. ペットの飼育を容認する旨変更し、ペットの飼育をする区分所有者及び占有者に対し、他の区分所有者又は占有者からの苦情の申し出があり、当該区分所有者及び占有者が改善勧告に従わない場合には、理事会が飼育禁止を含む措置を取ることができる。

2. 敷地の共有持分割合を、専有部分の床面積割合から各住戸毎に均等へと変更した。

3.理事長は、マンションの敷地及び共用部分である集会室を管理所有する旨変更した。

4. 理事長は、集会に代えて文書により毎年1回一定の時期にその事務に関する報告を行うことができる旨変更した。
【解答・解説】

1. 正しい。標準管理規約 第18条関係コメント参照のこと。

2. 誤り。敷地及び附属施設の持分割合は分譲契約等で定められ、規約では定めない。(前頁参照)

3.誤り。管理所有は共用部分が対象であり、敷地は不可。

4.誤り。毎年1回の事務に関する報告は集会において行わねばならず、これは区分所有法の強行規定のため、規約で変更することは許されない。

したがって、正解は【1】となります。

【問題 2】
組合員に対する管理組合の対応方法を検討する理事会での理事長の次の発言のうち、標準管理規約によれば、適切なものはどれか。

1.組合員Aから、自宅の窓ガラスを二重サッシにするための改良工事を細則に従いA自身で行いたい旨の申請がなされていますが、これは本年度に実施する計画修繕で全戸一斉に行う予定になっておりますので、Aの申請は認めないものとします。

2. 組合員Bから、専有部分の床フローリング工事を実施する予定であるとの相談がありましたので、Bに対し、設計図、仕様書を添付した工事の申請書を提出し、承認後にはすみやかに工程表を提出しなければならないことを伝えることとします。

3.組合員Cが、管理費を3ヶ月滞納しているので、理事長として管理組合を代表し法的措置によりその回収を図ることとしますが、これには総会決議が必要なので、次期通常総会での議案の一つとします。

4. 組合員Dから、専有部分を第三者Eに賃貸する旨の相談がありましたので、管理規約及び使用細則に定める事項をEに遵守させる旨をDが誓約する書面を作成し、提出しなければならないことを伝えることとします。

【解答・解説】
1. 正しい。管理組合が計画修繕として速やかに実施できない場合には、当該工事を区分所有者の責任と負担で実施することについて、細則を定めるものとしている。しかしながら、設問はそれに当たらないので、工事の申請を認めないことは適切である。

2. 誤り。申請時に工程表も提出することが必要である。

3.誤り。滞納管理費の回収について、理事長が管理組合を代表して法的措置を取る場合は、理事会決議で可能である。

4.誤り。第三者に専有部分を賃貸する場合、規約と細則を遵守する誓約書を提出するのは当該区分所有者ではなく、第三者である。(前頁参照)

したがって、正解は【1】となります。

いかがでしょうか。標準管理規約は条文をただ暗記するだけでなく、コメントを熟読のうえ条文の趣旨を深く理解することが求められていることに留意して学習を進めてください。



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