シートアレンジも多彩
シートアレンジは、スズキ車らしく助手席バックレストもフラットに前倒しできるため、長尺物も容易に積載できる。さらに、後席の背もたれ上にレバーを追加したことで後席の前後スライドが荷室側からも可能になり、後席横まで回り込む手間が省けるようになった。後席を倒すほどではないが、荷室の奥行きを拡大したい時は重宝しそう。
そのほか、低い床面に大きな開口部となった荷室は、25mm伸びた荷室長など、ボディサイズを考えると本当に健闘している。後席を拡大すると26型と20型の自転車が積載できるそうだが、2WD車に設定される大容量のサブトランクも使い勝手が良さそうだ。
車内の広さや荷室の使いやすさ、助手席も倒れるシートアレンジなど、ひと通り触っていると、1人なら車中泊にも使えそうだし、キャンピングカーの架装メーカーにもベース車としてオススメしたいほど、パッケージングの進化には驚かされる。
次ページは、新型ソリオの走りについて