イタリアの褒める文化とは?

イタリア人の褒め言葉って?女性の褒め言葉10パターン

イタリア語の褒め言葉とは?

日本では、男性が女性の外見を褒めることはまだまだ少ないことだと思います。それは、そのようなことを口にするのは照れくさい感じがしたり、相手に下心があるのではないかと勘ぐられたり、場合によってはセクハラと思われたりすることもあるからではないでしょうか。

イタリアでは、そんな心配は全くいりません。むしろイタリア人女性は、男性からの賛辞を期待していますし、逆に言われないことで「自分には興味がない」というふうに受け止めます。

イタリア人男性もまた、相手の女性に気があるなしに関わらず、年齢や立場を越えて、実に自然に相手の外見を褒めるのです。それは、イタリア人女性がそうすることで喜ぶことを知っているからでもあり、また実際にそう思っていることを口にできる率直さでもあります。
   

イタリア人の褒め言葉:外見を褒める5パターン

ここではそんな外見の褒めパターンを状況に応じてご紹介します。

Carina!カリーナ(可愛いね!)
一般的な表現ですが、年上の相手にはからかっているように聞こえるので注意です。

Bella!ベッラ(きれいだね!)
一番よく使われる表現ですが、人によっては多少の下心もあるかもしれません。

Elegante!エレガンテ(お洒落だね!)
相手の年齢によらず、誰に対しても使える表現です。目上の人に使うにはこれが無難です。

Stilosa!スティローザ(決まってるね!)
身のこなしが本人に似合っているのを褒めるパターンです。

Stupenda! ストゥペンダ!(最高に素晴らしいよ!)
誰もが振り返るような美女に対する賛辞です。007がボンドガールを褒める時のレベルです。
 

大事なのはタイミングとポイント

褒める時は、タイミングもまた大切です。会ってまずチャオ!元気?うんうん、君は?と挨拶した直後ぐらいのタイミングでないと、ほとんど意味をなさないと言ってもいいでしょう。こういった「挨拶ついでの褒め言葉」は、付き合っているカップルに限らず、友達同士や職場の同僚や上司、先輩との間でもイタリアではごく日常的に見られる光景です。

褒めるポイントは、例えば普段はジーンズが多い人がスカート履いてきたとか、黒ばかり着る人が鮮やかな色を着てるとか、目立つイヤリングをつけているとか、いつもと雰囲気の違うメイクしてきたとか、メガネを新しくしたとか、髪を切ったとかアップにしてみたとか、「いつもの知ってる相手とはちょっと違う雰囲気」に気がつき、それをすかさず口に出して褒めることです。

これは、いかに普段から相手のことをよく見ているかというバロメーターにもなるので、言われて悪い気になる女性はいないでしょう。
 

イタリア人の褒め言葉:内面を褒める5パターン

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内面を褒めるパターンとは?

次は、外見だけでなく内面を褒める言葉をご紹介していきます。

Brava!ブラーヴァ(すごいね!)
一番よく使われる表現ですが、目上の人には言わないほうが無難でしょう。

Forte!フォルテ(やるな!)
「強い」という意味から、男勝りの相手に「やられた!」と思うような時に使います。

Simpatica!シンパーティカ(愛嬌あるね!)
性格を無難に褒める一般的な表現です。イタリア人男性によると、これだけ言われて外見に対して何も言われないのは、暗に「女性としては見ていない」ということでもあるようです。

Fantastica!ファンタースティカ(驚いたな!)
思いもよらず度肝を抜かれた時に褒める表現です。驚きの度合いが強い時ほど目が丸くなってタのアクセントが強くなります。

Spiritosa!スピリトーザ(ユーモアあるね!)
イタリア人に言われたら最大の賛辞です。日本人のユーモアは時としてイタリア人には通じないことが多く、イタリア人を笑わせることが出来たら上級者です。
 

外見と内面、どっちを褒めれば良いの?

「やっぱり外見も大事だけど、内面を褒められる方が人として嬉しいのでは?」と思った方、イタリア人はそういうことは建前であるときっぱり言ってのけます。全ての男性は多かれ少なかれ面食いであるということを素直に受け入れ、女性には外見を磨いて美しくいて欲しいという男性の本音を躊躇なく口にし、そうであって欲しいがために外見を褒めるのです。
ですから、そんなイタリア人が内面を褒めるのは「女性として見ている」と言うよりは「人として興味がある」ので褒めるのです。これはこれで、とても効果的なコミニュケーションです。

では最後に、イタリア人男性に「あの女性を知ってる?」と第三者として意見を求められた時の答え方によって、どんな意味合いで相手に受け止められるのでしょう?

ベッラ Bella(きれいよ)と答えれば「女性として素敵よ」という折り紙であり、ブラーヴァBrava(いい人よ)と答えれば「友達/仕事相手にはいいんじゃない?」というニュアンスで受け止められるようです。

いろいろな褒めパターンの中に、複雑なニュアンスが含まれていて興味深いですね。


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