金沢の観光・旅行/金沢のグルメ・お土産

金沢っ子がこよなく愛する、ひんやり涼しい夏のお土産(2ページ目)

四季がはっきりしている日本では、和菓子もまた移ろう季節を写しとり、味、見た目ともに変化します。今回は個性豊かな和菓子店が軒を連ねる金沢で夏に買うべき、ガイド一押しのひんやり涼しいお土産をリストアップ。暑くても思わずぺろりと平らげてしまう絶品おやつをご堪能あれ。

吉田 薫

執筆者:吉田 薫

金沢ガイド

ルックスも味もスイート!金沢一の老舗が手掛ける上質な和風ゼリー

季すずやか@森八

突発で数量限定の希少フレーバーが販売される季すずやか(奥:青梅、左:いちご、右:小豆)

創業寛永2年(1625年)、390年もの歴史を誇る金沢で最も古い和菓子店森八。加賀藩主前田利常の創意により小掘遠州の筆になる「長生殿」の三字を原型とした銘菓「長生殿」が殊の外有名ですが、夏の和菓子でおすすめなのが“季(とき)すずやか”。

宝達葛100%のもっちりした葛饅頭を滑らかな和風ゼリーで包んだ涼やかで愛らしい涼菓で、冷やしてカップのまま食べても十分美味しいですが、ガラスの器に移し替えると、澄んだゼリーの中に色とりどりのまぁるい葛饅頭がふわふわ泳ぐさまはまるで和風カクテル。
和の珈琲ゼリー&茶の香り羹@森八

右:和の珈琲ゼリー(476円)、奥:茶の香り羹(加賀棒茶378円)、左:茶の香り羹(抹茶豆乳378円)

目でも楽しめますし、口の中に入れればすっきり爽やかなゼリーと甘い葛饅頭が絶妙なハーモニーを奏でます。能登大納言・抹茶・青梅・杏子・いちごなどフレーバーもバラエティに富んでおり、甘党なら能登大納言、さっぱりタイプが好みなら青梅や杏子をどうぞ。

また、夏の和菓子売れ筋No.1の“和の珈琲ゼリー”も忘れてはいけません。とことん和の食材にこだわり、ゼラチンではなく宝達葛と寒天を使い、ゼリーに添えるクリームも豆乳と和三盆糖で仕上げた、その名の通り“和”の珈琲ゼリー。
宝達葛くずきりプレミアム@森八

「宝達葛くずきり」に金箔が添えられた「宝達葛くずきりプレミアム(青梅・黒蜜各508円)」

珈琲ゼリーは深いコクと苦味があるので、お菓子好きはもちろん、珈琲愛好家にも味わってほしい逸品です。

加賀藩御用菓子司 森八(価格は総て税込です)
季すずやか(能登大納言・抹茶・青梅・杏子・いちご)/1個324円、3個入1,080円、4個入1,448 円、6個入2,160 円、9個入3,240円、12個入4,212円
和の珈琲ゼリー/1本476円
茶の香り羹(加賀棒茶・抹茶豆乳)/1本378円、3本入1,296円、5本入2,052円、8本入3,240円
宝達葛くずきり/1本508円、3本入1,242円、5本入2,052円、8本入3,240円、10本入4,104円
取り扱い店舗/本店、ひがし三番丁店、ひがし二番丁店、金沢百番街あんと、近江町店、めいてつエムザ、香林坊大和他

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