黒部・立山の観光・旅行

絶景!高さ186mを誇る黒部ダムの迫力がすごい(3ページ目)

富山県の観光地と言うと、どこを思い浮かべますか? 富山県が行った県外在住者(首都圏)へのアンケート調査では、1位の黒部峡谷・トロッコ電車に次いで第2位に黒部ダムが来ています。黒部ダムは立山黒部アルペンルートのハイライトであり、高さ189mを誇る迫力満点の観光スポットでもありますので、今回はその楽しみ方や交通ルート、周辺の見どころ、服装の注意点などを紹介します。

坂本 正敬

執筆者:坂本 正敬

黒部・立山ガイド

492mの堤防を歩いて、対岸の2つの展望台へ

解説画像

対岸まで続く黒部ダムの堤防には放水のごう音が響く

富山県側から5つの交通手段を駆使して黒部湖駅に到着すると、正面に長さ492mの堤防が対岸まで続きます。まずは歩いてダム堤体のてっぺんを横切ってください。

横断の途中、毎秒10t以上の水が噴き出す放水口を眼下に見下ろせるスポットが来ます。ごう音と放水の迫力に圧倒されるはずですので、ぜひとも身を乗り出して手すりの下を眺めてみてください。

堤防を渡ると、1階に売店、2階に休憩所やレストラン、3階に記念室が入っている建物があります。食事を食べたり、コーヒーを飲んだりして一休みした後は、隣接した階段を上り2つの展望台を目指してください。

放水口に近い展望台と、全景を見渡せる高台の展望台があります。上り下りは大変かもしれませんが、せっかくですので足を運んでみてくださいね。

ダムレストハウス
営業期間:2017年4月16日~11月30日
営業時間:9:00~15:00
電話:080-2105-4886

以上、立山黒部アルペンルートのハイライト、黒部ダムについてまとめましたが、いかがでしたか? 

最後に、服装に関する注意点を補足します。黒部ダムの標高は1,470mほど、スタートの立山駅は標高475mで、途中に通過する室堂は2,450mになります。標高が高いと気温が下がり紫外線量が増えますので、その分だけ寒さと紫外線対策をしておかなければなりません。

服装選びに関しては、立秋(8月7日ごろ)を境に季節が前後に1つずれると考えれば判断しやすいです。立秋直前の8月初めは低地の晩春のイメージ、立秋直後は低地の初冬のイメージです。

また、公共交通を乗り継いでダムまで行きますが、駅構内などでのアップダウンも激しいですので、足元は必ず動きやすい運動靴で入山してください。日差しは1年を通して強いです。帽子も忘れずに被ってください。

せっかくの絶景を、寒さや日差しのせいで満喫できないようではあまりにももったいないです。万全の状態で、迫力の景観を楽しんでください。
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