寒中水泳や雪上マラソンなど、冬の寒さを利用した大胆な行事が全国各地で行なわれていますが、立山の山すそで行なわれる寒修行もお勧めです。
解説画像

大寒の日に滝に打たれる参拝者

宗教上の行事なので、他の寒中イベントと並列するとある意味で不謹慎かもしれませんが、例年大寒の日(2014年は1月)に心身を根こそぎ鍛え直したい人が真言密教の大本山に集まり、滝に打たれるという荒々しい行事が行なわれています。

そこで今回は、大寒の日に豪雪の富山で真言密教大本山の滝に打たれる、一風変わった旅行プランを紹介致します。

大寒の日に滝に打たれる、癖になる喜び

解説画像

高さ5.5mの滝が6本、横一列に並ぶ

立山の山すそに、真言密教の大本山である大岩山日石寺(おおいわさんにっせきじ)があります。密教とは秘密の教えを会得するために厳しい修行を積まなければいけない仏教の一派で、日常的に厳しい修行が求められます。その修行の1つ、大寒の日に行なわれる滝行に、事前申し込みをすれば一般人も参加できるチャンスがあるのです。

そもそも大岩山日石寺は、立山の山すそにある真言密教の大本山で、境内には国指定史跡の石仏や重要文化財の磨崖仏、三重の塔、山門、金比羅、夫婦岩、百段坂など名所が集っています。その日石寺で気温2℃前後、大寒の日に冷水に打たれる思い出は、一生色あせません。毎年かなりの人が集まり、テレビ取材や有名な政治家も訪れるほどの有名な行事です。噂が噂を呼び、貸し出し用の白装束の洗濯が間に合わないほどだと、日石寺の広報の方がおっしゃっていました。

解説画像

境内には山門、三重の塔、六本滝など数々の寺院や名所が点在する

また、境内に隣接した大岩川沿いの遊歩道を進むと、パワースポットともいえる大自然の情景が楽しめます。急流や大岩、行者のための洞窟などが500mにわたって点在しており、人知を超えた存在を感じさせてくれます。合わせて足を運びたいスポットです。

今年が勝負の年だと思う人は、心臓などに病気が無い人限定で、事前申し込みをして滝に打たれるといいかもしれません。先ほども触れましたが、白衣のレンタルもあるので、手ぶらで参拝できます。最初の数秒は苦しく、次に痛みがきますが、滝から出た後は心身ともにクリアになります。体験してみてください。

 

解説画像

大岩のせり出す急流沿いに遊歩道がある

■大岩山日石寺(おおいわさんにっせきじ)
富山県中新川郡上市町大岩163
電話:076-472-2301
アクセス:富山地方鉄道の上市駅下車(地鉄富山駅から特急で15分ほど)。その後はバスかタクシーで大岩山日石寺へ(バスで30分ほど。タクシーで10分ほど)。自動車の場合は、立山I.C.から15分ほど。
公式サイト

次のページは、滝に打たれた後に楽しむ、温かいそうめんや温泉の紹介です。