富山の観光スポットといえば?
富山県の観光地と言うと、どこを思い浮かべますか? 富山県が行った県外在住者(首都圏)へのアンケート調査では、1位の黒部峡谷・トロッコ電車に次いで第2位に黒部ダムが来ています。黒部ダムは立山黒部アルペンルートのハイライトであり、高さ189mを誇る迫力満点の観光スポットでもありますので、今回はその楽しみ方や交通ルート、周辺の見どころ、服装の注意点などを紹介します。
立山連峰と後立山連峰の山間、東京ドーム161杯分の水を蓄える黒部ダム
そもそも黒部ダムとはどのような場所なのでしょうか? 黒部川第四発電所(通称くろよん)が正式名称で、立山連峰と後立山連峰の間に作られた高さ日本一(186m)を誇るアーチ式ダムになります。高さ186mとは東京の新宿にある高層ビル群、大阪で言えば梅田スカイビルと同じくらいですので、周辺を歩いた経験のある人であれば、その巨大さが良く分かると思います。総貯水量は約2億立方メートル、東京ドームをコップに見立てると約161杯分に相当するとか。
山間での建設作業は7年の歳月が費やされ、不幸にも多くの死者を出す世紀の難工事となってしまいました。今でも工事中に亡くなった171名の作業員の慰霊碑が、ダムの堤防にあります。
難工事の様子は、 三船敏郎・石原裕次郎主演の映画『黒部の太陽』でも詳しく描かれています。
○黒部ダム
住所:富山県中新川郡立山町芦峅寺
電話:0261-22-0804
観光期間:2017年4月15日(土)~11月30日(木)
アクセス:「立山駅」から立山ケーブルカー→「美女平」から高原バス→「室堂」から立山トンネルトロリーバス→「大観峰」から立山ロープウエー→「黒部平」黒部ケーブルカー→「黒部湖駅」から徒歩
公式ホームページ
次のページでは、黒部ダムへの交通ルートをまとめます。