疎林広場~森の小道を登って
奥まで進むと、先ほどの野外生活広場に出ます。このまま道を戻りましょう。まだ時間と元気があれば、農家風急傾斜向かい辺りから、森の小道を登ってみてもいいですね。やがて、のびやかな疎林広場に出ます。野原でバッタがピョンピョン。昔ながらの方法で、麦とサツマイモが二毛作されている畑もあります。
山の上からゆるやかなカーブを下りていきましょう。途中の道端に、秋なら赤い実がなっているかもしれません。下の写真は、赤いビーズをちりばめたような、ガマズミの木の実。
枝が折れにくく、鎌(かま)などの柄に使われていたことから「ガマ」、「ズミ」は酸っぱい実であることからついた名だそう。実は秋に赤くなり、初冬ごろよく熟した実を使って、きれいな深紅の果実酒を楽しむ人も。
実りの秋、ちょっと森の緑に目を向けて、こんな色鮮やかな木の実との出会いも楽しいですね。
鎌倉中央公園バス停~園内一周を終え帰途へ
山の上からゆるやかなカーブを下りれば、子どもの森の脇を経て、鎌倉駅からバスが到着した、起点の鎌倉中央公園バス停付近に戻ることができます。
鎌倉中央公園バス停からバスで鎌倉駅に戻り、小町通りなどをそぞろ歩いてお土産探しも楽しいですね。これで、鎌倉中央公園の見どころを、ほぼ全部訪れたことになります。
里山らしい景観が残る鎌倉中央公園。昔懐かしい景色に、心がのびのび解放されそうな、自然いっぱいの公園です。花咲く秋をはじめ春のサクラのころ、秋の紅葉のころなど、四季折々の情趣を楽しみに、ぜひ訪れてみてくださいね。
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■鎌倉中央公園
住所:鎌倉市山崎1667番地
TEL:0467-45-2750
ホームページ:鎌倉市公園協会
http://kamakura-park.com/go/central_park/index.html