壮大な夜空のエンターテイメントショー
毎年8月13日に、北海道の帯広市で開催される「勝毎(かちまい)花火」は、2万発の花火に、音楽、照明や炎の演出が加わる壮大な夜空のエンターテイメントショー。道外からも、来場者が集まる、注目の花火大会です。勝毎花火は、十勝毎日新聞社の主催で、1929年から戦中戦後の中断を経て続けられている、歴史ある花火大会です。十勝毎日新聞社の初代社長が「北海道で初の花火大会を帯広で開催したい」と始まり、十勝地域の振興にも一役買っています。中でも、照明や音楽とシンクロするデジタルリンク花火は、日本一の迫力です。
※動画を再生すると音楽が流れますのでご注意ください。
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大会は、6部で構成され、デジタルリンク花火の他、観客が手に持つ光を地上花火に見立てた双方向のコラボレーションや、日本の伝統的な花火、地元のアーティストや子供たちなど十勝地域の方々が参加する企画花火といった、バラエティーに富んだプログラムです。※プログラムの内容は開催年度によって異なります。
デジタルリンク花火は、音楽に合わせて、レーザー光線、カラーライティング、炎と花火が、連動する演出で、全国でも例をみない大がかりな規模です。 地上の光と花火が目まぐるしく変化し、光の世界に引き込まれます。
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一方で、日本伝統花火では、音楽は流れず、全国の有名な花火職人の手による芸術玉や大玉のスターマインが打ち上がります。写真は、線香花火のような繊細な「和火」のスターマインで、根強い人気があるのも納得の美しさです。
次の頁では、フィナーレを飾る「夜空に広がる錦冠」をご紹介します。