Surface 3とXperia Z4 Tabletを比較する

10インチクラスのタブレットは、スマートフォン的なフットワークの良さと、ノートパソコンのような効率的な作業が可能になっており、人気のジャンルです。特にキーボードと組み合わせてノートパソコンのように活用できることが、ビジネスユーザーの注目を集めています。

今回は、キーボード一体型のタブレットであるWindowsとAndroidのタブレットを比較して、ビジネスユーザーにとってどちらが最適な選択となるか、比較してみます。

専用キーボードによる一体型のスタイルでリリースされている10インチクラスの機種として、次の2機種を比較します。

  • Windows:Surface 3
  • Android:Xperia Z4 Tablet

それぞれ別売りとはなりますが専用キーボードが用意されており、ノートパソコンのような一体感と、キーボード操作が簡易であることが売りになっています。Surface 3はWindows 8.1搭載モデルですが、今回はWindows 10にアップグレード済みです。Xperia Z4 Tabletは、Android 5.0.2を搭載。

左からSurface 3とXperia Z4 Tablet

左からSurface 3とXperia Z4 Tablet


外観比較

Surface 3とXperia Z4 Tabletのディスプレイ比較

Surface 3とXperia Z4 Tabletのディスプレイ比較


Surface 3は、ディスプレイは10.8インチ(1920×1280ピクセル)、CPUはAtom X7 、重量は641g(LTEモデル)、厚さ8.7mm、実行メモリ/ストレージは、2GB/64GBと4GB/128GBの2タイプ。

Xperia Z4 Tabletは、ディスプレイは約10.1インチ(2560×1600ピクセル)、CPUはSnapdragon810、重量は約393g(ドコモ版)、厚さ6.1mm、実行メモリ/ストレージは3GB/32GB。

ディスプレイサイズはほぼ同じですが、額縁部分の面積の差で、Surface 3が大きくなっています。画面精細度は、Xperia Z4 Tabletの方が高くなっています。重量はSurface 3の方が重く、厚くなっており、重量感があります。

拡張性比較

Surface 3は、USBスロットを標準USBとmicroUSBの2種類、メモリカードスロットはmicroSDメモリに対応、ミニディスプレイポート、LTEモデルはnanoSIMカードスロットを搭載。Surfaceペンに対応。

Xperia Z4 Tabletは、USBスロットをmicroUSB、メモリカードスロットはmicroSDメモリに対応、LTEモデルはnanoSIMカードスロットを搭載。スタイラスペンには非対応。外部ディスプレイには、microUSBスロットにて対応。

拡張性に関しては、スロットの多いSurface 3の方が有利であり、USB接続機器に関しても、Windowsの方が多くの機器に対応したドライバーがリリースされているため、有利でしょう。

キーボード比較

左からSurface 3用タイプカバー、Xperia Z4 Tablet用BKB50

左からSurface 3用タイプカバー、Xperia Z4 Tablet用BKB50


Surface 3は、専用キーボードとして、Surface 3用タイプカバー(カラー6色)をマグネットで接続し、バッテリーレスで本体と物理的に接続して使用。Surface 3本体にキックスタンドを装備し、3段階の角度に対応。重量は、265gとなり、本体と合体させて、906g(LTEモデルの場合)となります。

Xperia Z4 Tabletは、専用キーボードとしてBKB50(カラー1色)をBluetoothで接続し、BKB50にバッテリーが内蔵されています。本体とはヒンジ方式で固定しており、角度は自由に変更ができます。キーボードの重量は383gとなり、本体と合体させると約776g(ドコモ版)となります。

キーボードを組み合わせた重量は、Xperia Z4 Tabletが有利ですが、Surface 3もWindowsタブレットとしては破格の軽さとなっています。

Officeアプリ比較

Excelを表示した例(左からSurface 3、Xperia Z4 Tablet)

Excelを表示した例(左からSurface 3、Xperia Z4 Tablet)


仕事で活用する場合、Officeの活用は必須です。

Surface 3はWindowsを搭載していますので、Officeに対応しています。使用感としては、フルスペックのWindowsですので、従来のノートPCと同機能のOfficeとなります。

Xperia Z4 Tabletには、AndroidアプリのWord、Excel、PowerPointを搭載しています。機能としては、Windowsと比較すると制限されている部分はありますが、Office 365 Soloの有料版ライセンスを利用すれば機能が拡張され、日常ユースとしては十分になっています。

Googleカレンダー、Gmail比較

Googleカレンダーを表示した例(左からSurface 3、Xperia Z4 Tablet)

Googleカレンダーを表示した例(左からSurface 3、Xperia Z4 Tablet)


利用ユーザーの多いGoogleカレンダーとGmailの利用に関して比較です。Windows 10より、WindowsアプリのカレンダーとメールがGoogleカレンダーとGmailに対応したため、利用が可能になりました。Xperia Z4 TabletはAndroidアプリで、GoogleカレンダーとGmailは快適に利用が可能です。

Surface 3はデータの同期など問題はないのですが、使い勝手としてはXperia Z4 Tabletに一歩及ばない感じです。Surface 3でGoogleカレンダーとGmailを利用する場合は、アプリではなくブラウザベースで利用した方が実用的です。

クラウド比較

Evernoteを表示した例(左からSurface 3、Xperia Z4 Tablet)

Evernoteを表示した例(左からSurface 3、Xperia Z4 Tablet)


EvernoteとDropboxの使用に関して比較です。Windowsアプリにて専用アプリが用意されていますが、マイクロソフトのOneDriveとの連携が初期状態で用意されているため、EvernoteとDropboxよりOneDriveの方が活用しやすくなっています。Androidはクラウド連携アプリの機能が良くできており、使いやすくなっています。


以上、ビジネスで活用するという視点で比較すると、Officeのフル機能を利用するのであればSurface 3が有利となり、その他の点ではXperia Z4 Tabletでも十分利用できる、という結果となりました。

アプリを活用するモバイルシーンにおいては、Androidを搭載したタブレットの方が有利な場面も多くあると思われます。仕事でライトに活用したいユーザーはXperia Z4 Tablet、ノートPC並みの作業をしたいユーザーはSurface 3を選択すると良いでしょう。ぜひ、業務シーンでタブレットを活用してください。




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