恋の戦で勝つためには自身の価値をシビアに見定め、どう運用するかを考えるのが大切です。
しかし、外見の良し悪しは先天的な要素。しかも年齢を重ねると劣化していくもの……
このように不安定な「女の魅力」を「マンション」として捉えて、その価値を考えることで、上手に魅力を運用することができるのです。
さて、一体どうすればいいのでしょうか。
女を「マンション」、男を「入居者」と考えよ
まずは、女を「マンション」、男を「入居者」と考えると、自分に合った相手が見えてきます。不便な場所にある小さなお家でも、見る人によっては魅力的かも(c)Diego Cambiaso
・なるべく都心の物件がいい
・駅から近い物件がいい
・自然が豊かな場所に住みたい
当然ですが、人によって違いますよね。
これを男女に置き換え、自分がどういう物件(女)なのか知る。そうすれば、どんな入居者(男)がやってくるのか(好まれるのか)が分かり、適正な判断と運用ができるのです。
さらに、自分がどういうエリアのどんな物件なのか考えてみましょう。
このときに重要な判断基準にするのは、外見のよさです。マンションのエリアは、建てた場所によって価値が決まるという「先天的な価値」なので、女性の外見と近しいのです。第一印象で美人・可愛いと言われるルックスであればあるほど一等地エリアになります。
美醜についての価値を判断すために、その外見によるモテ度を考えると良いでしょう。男性が費やしてくれたコスト、つまり「女性を口説くために男性自ら費やしてきたお金、時間、手間」が物件としての評価の判断基準になるでしょう。
■「青山エリアの高級マンション」女は?
これまでの人生で、歩いているだけで次から次へと男性が寄って来るほどチヤホヤされて、年がら年中贈り物が届き、愛情をたっぷり注がれていたならば、自身を青山エリアの高級マンションと仮定してもいいでしょう。
■「都内の駅徒歩10分圏内」女は?
誰もがカワイイと絶賛しなくとも、それなりにカワイイと言われることがあり、年相応の充実した愛情表現を受けてきた場合。都心というほどではないけれど、都内の住宅街で駅徒歩10~15分程度のマンションと考えられるでしょうか。1Kユニットバス…でも角部屋日当たり良好くらいの性格のよさはある…なんて考えてみても良いでしょう。
自身をマンションという「物」に例えるのは、抵抗があるかもしれませんが、自分が「どのエリアのどんなマンション」かをあえて具体的に考えることで、すべての人に訪れる「経年劣化」に対して、どのような対策をとれば交渉成立、つまり恋愛・結婚という目的を達成できるかというその方法を冷静に考えられて、道筋が見えてくるのです。
「市場価値を下げない魅力の運用」をシビアに考える!
なぜ、マンションに例えるのか、詳しく説明します。マンションの価値は、新築が一番高く、年数を経るごとに価値が下がっていくことがほとんどです。しかし、青山、麻布、赤坂などといった都心の高級住宅街の物件はそれほど価値が下がらないことも多いですよね。
逆に、交通の便や地盤が悪い土地の物件は、新築でもリーズナブルなことがあります。人気があれば販売側が高値で売りに出しても売り切れるわけですから、リーズナブルということは、それだけ人気がないということ。需要と供給の問題ですね。
何が言いたいのかというと、女性蔑視をしたいわけではなく、自分が「どういう土地の物件なのか」、ひいては、「今現在、市場においてどれくらい人気があるのか」を知ることが重要だということです。それを測るために、「今までの人生で男性からどういう反応が多かったか」「女性としてどう扱われてきたか」を再認識し、自身の「恋愛市場における女としての価値」をシビアに考えるべきなのです。
自身を「マンション」として捉えることで客観的になれて、「そのマンションを運用するにはどうすべきか」を思案しやすくなるでしょう。現実問題、相手を選ぶ際に外見にこだわりがない男性はほとんどいませんし、男性は女性の「老い」=マンションでいうところの経年劣化には本能的に敏感です。女性は、「経年劣化に伴い、どうやって価値を保つのか」を考えることが重要になるのです。
たとえ、リーズナブルなエリアだったとしても、経年劣化が進んでいても、必ず対策はあります。次のページをご覧ください。