地域と繋がる陶芸教室
1. 収納を兼ねた造り付けの陳列棚のあるギャラリー。奥行きは5.5m、間口は2.4m。 |
2. 本格的な道具が並ぶ陶芸教室。南側のギャラリーとはフィックスのガラスで仕切られている。写真:木田勝久/FOTOTECA |
3. 北西の角のホームエレベーター。階段は堅牢なスチール製。手摺は鉄製のフラットバーとワイヤーの組み合わせ。 |
1階はご主人のTさんが主宰する陶芸教室とギャラリーです。東西に奥行きのあるギャラリーは駐車場に面した南側にあり、約7.8帖の広さ。メインの陶芸教室の広さは約21帖。同時に6人の生徒が制作できます。
Tさんは、ギャラリーのある陶芸教室を1階に配することで、地域とのつながりを持つことを望まれたのです。
家の全体を堅牢なコンクリートで造ることで、最上階に非日常の空間を獲得し、さらに娘さんの代までも見据えたこの家は、地域の公共性を考え、家族との暮らしを大切にするTさん一家を末永く守り続けていくことでしょう。
◆建築データと建築家プロフィール