Tさんは子どもの頃から蓮田駅西側の旧商店街に面した地に住んでおられました。豆腐屋を営んでおられたご両親から受け継いだ愛着あふれるこの場所に、会社員から自営業に転身して陶芸教室を開業したのが10年前。
やがて生徒さんも増えたことから、陶芸教室の増床とギャラリーの新設と、奥様ご両親との同居を考え、実家の建て替えを決め、奥様の学生時代からの友人であった基真由美さんに自宅の設計を依頼されました。

バルコニーのある堅牢な3階建て


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外観
1. 旧商店街の道からひとつ奥まった敷地に建つ。
外観
2. 東南側の外観。壁厚は25cm以上で奥はホームエレベーターのコア。1階は陶芸教室のギャラリー。バルコニーが上にいくほど広くなっている。写真:木田勝久/FOTOTECA
玄関
3. 陶芸教室の入口を兼ねた玄関。奥はギャラリーの入口。郵便受けも建築家のデザイン。隣に向き合う北側の壁は将来開放できるようになっている。
模型
4. 奥様が造った陶器の模型と2階の平面図。


この家はコンクリート3階建てですが、東西に25cm以上の壁厚を立ち上げることで、南北2面をフルオープンにするというダイナミックな構造になっています。
この家には、主寝室の前庭としてのテラス、リビングの延長空間としてのテラス、ご実家をつなぐテラスという3つのテラスが設けられています。テラスは家と外部の自然をつなぐだけではなく、ご実家との融和空間にもなっています。

◆建築データと建築家プロフィール