若夫婦とベテラン建築家が挑んだ究極のローコスト住宅。建築面積わずか8坪の中に込められた、建築家細谷功さんのアイデアの数々をご覧下さい。

共に30代の若夫婦が、2年間かけて間口4間奥行き2間の土地を探し当て、細谷さんにマイホームの設計を依頼されました。「木の温もりが感じられるコンパクトな一戸建」を1000万円で造ってほしいとの要望に、これまで100軒近くの建築をてがけてきた細谷さんもさすがに頭をかかえました。しかし、たまたま敷地が細谷さんの事務所に近いことと、「安くても夢のある家に住みたい」というお二人の情熱に共感して引き受けたのでした。



黒い箱と木のベランダが合体


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外観
外壁は断熱材を挟み込んだガルバリウム鋼板。バルコニーは、木の水分を抜き窒素で化石化させることで腐蝕を防ぐ機能をもった、厚さ3?の加工木材でできている。

南側から眺めると、片流れの屋根の黒いボックスに木のバルコニーが取りついているだけの、一見シンプルな造りに見えます。バルコニーはガレージの屋根を兼ねていて、実は5畳ほどの広さがあります。窓のサッシュを黒くしたところに、スタイリッシュな建築を好む細谷さんのこだわりが現れています。

◆建築家プロフィールと建築データ