三浦照明の器具より一部ご紹介します
ここでは数ある既製品器具の中から代表的な商品をいくつかご紹介します。1. 菊 中
写真2. 菊 中
器具は秋田杉の表面を丁寧に磨き、年輪を美しく浮き立たせる「うづくり仕上げ」で、スパン(スパンシート)または和紙が貼られています。
国産の杉は、年を経るごとに艶やかな飴色に変化し、えも言われぬ風情を醸し出します。三浦照明では、国産杉のなかでも特に柾目の細かい秋田杉を多用しています。桟(さん)の細い、すっきりとしたデザインが持ち味ですが、それだけに加工の技術が問われます。
【器具仕様】
光源:普通電球60w3灯用
大きさ:直径φ480×高さ230mm
六畳から八畳向けで、LED電球の使用も可能です。
また天井側には引っ掛けシーリングが付いています。
※サイズ違いで直径φ580×高さ260mmの「菊 大」もあります。
2. 白竹目籠行灯 小
写真3. 白竹目籠行灯 小
竹には白竹、黒竹、寅竹、煤竹、ゴマ竹などがあり、用途に合わせて竹を選んで作ります。この器具は白竹を使っていますが、寅竹のタイプもあります。
竹材の良さは、なんといっても皮(表面)の美しさです。編んだり、枠部分は「ささら」による曲げ加工を行い、皮の美しさと繊細さを際立たせています。
「ささら(簓)」とは竹の先を細かく割ったもののことで、サラサラ音がすることでこのような名がついた伝えられています。日本では昔から竹細工の一技法として用いられています。
「ささら」づくしの作業は俗に「腰を折る」と言われています。幾重にも腰が折られた竹は柔らかくしなり、緩やかな曲線を描きます。竹細工ならではの優しさを秘めたあかりと言えます。
【器具仕様】
光源:普通電球40W1灯用
大きさ:直径φ150×高430mm(※サイズ違いもあります)
材質:白竹 ワーロン(和紙の美しさを再現したアクリル素材)シート貼り
3. 露地行灯 角切り 小
写真4. 露地行灯 角切り 小
真鍮製の露地行燈は、真鍮板に専用の刃物で溝を入れることから始まりますが、出来上がった時に折り目が美しい直角が出せる様になるまで、数年はかかるといわれます。まさに職人技が光る作業です。器具は幾つかのサイズ違いがあります。
【器具仕様】
光源:普通電球40W1灯用
大きさ:195角×高425mm
材質:真鍮製 黒艶消し塗装 アクリル貼
その他:防雨型 屋外使用可 屋外用コード5m付き
4. 豆腐・四角外貼り
写真5. (左)豆腐 mb-111 (右)四角外貼り mb-106
豆腐 mb-111は柾目のきちっと通た良質の杉材(秋田杉)を和紙でクルリと包んで仕上げたあかりです。
四角く切った豆腐のような形から「豆腐貼り」別名「ぼうず貼り」とも言われています。
四角外貼りmb-106は秋田杉の柾目が見え、人々の目を奪います。いずれも数寄屋造りの茶室や客室など虚飾を排し粋を極めた空間に相応しい器具です。
【器具仕様】
光源:普通電球40W1灯用
大きさ:巾150×高230×出110
材質:秋田杉 うづくり仕上げ スパン又は和紙貼
三浦照明株式会社
場所 - 京都府東山区祇園町北側284
営業時間 - 10:00~20:00
定休日 - 日曜・祝日
なお、商品等の詳しい内容は、HPをご確認ください。
写真提供:三浦照明株式会社
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