ポスト・イットは、それ単体で携帯しようとすると、ポケットの中でばらけたりすることがある。そもそも単体を手にして書いている姿は、客先などではなじまない。だから、これまでは手帳の巻末などにセットしておいて、手帳を開いてポスト・イット(R)に書くということが多かった。本来、ポスト・イットだけを使いたいのに、そのために手帳を持たなくてはならないのは少々面倒だ。
スリーエム ジャパンから、このほど発売された「ポスト・イット(R) 強粘着モバイルメモ」は単体での携帯&筆記が格段にしやすくなっている。
まるで手帳のようなスタイル
サイズは、L、Mの2サイズ。携帯性と筆記紙面スペースというバランスの点で、個人的にMサイズがちょうどよかった。Mサイズは手の中に収まるサイズだ。いずれもブラックの表紙は紙製だが、マットで落ちついた質感がある。
手帳のように表紙を横に開くと右側にポスト・イットが45枚セットされている。罫線タイプは、ポスト・イットでは珍しい白。この点も客先でメモするときに手帳っぽくてよいと思う。
ちょっと意外だったのは、ポスト・イットの粘着面が横(左)であること。なんとなくのイメージだが、上にある方が自然なように感じた。しかし、実際に使って見ると、横の方が理にかなっていることがわかった。
表紙を横に開き、ポスト・イットに書き、それをはがす。このはがすのも表紙と同じ横の方がスムーズにいく。
外でメモをしたら、書いたポスト・イットをどこかに仮保存する必要がある。でないと、次のページの記入がしづらくなってしまう。そんな時は、モバイルメモを開いた左側の面にストックしておけばいい。はがさなくても次のポスト・イット紙面に書けない訳でもないが、それではどうしても筆記スペースが小さくなってしまう。
書きためるより、移動させるメモに
従来のメモは書いたものをノートに移動するには、テープなどで貼らなければならなかった。このモバイルメモであれば、その移動が格段にしやすい。メモをひたすら書きためていく使い方よりも、書いたメモをノートや資料に移動させる、または他の人にメモを渡すという使い方がメインという人にこの「ポスト・イット(R) 強粘着モバイルメモ」はしっくりくると思う。*Post-it、ポスト・イットは3M社の商標です。
■関連リンク
*スリーエム ジャパン株式会社 ポスト・イット(R) 強粘着モバイルメモ