ローカルに人気のヴィンターフェルトプラッツの朝市
ドイツではどこの街でもたいてい週に二回くらいローカルな青空市場「ヴォッヘンマルクト Wochenmarkt」が開かれています。その土地の普段の生活が垣間見られる市場は興味深いもの。生鮮食品だけでなく、日持ちする食品や雑貨など気の利いたお土産も見つかりますし、フード屋台で食べ歩きも楽しめるので旅行者にもおすすめです。ベルリンは街が大きいだけにいろんな場所で市場が立ちますが、なかでも規模が大きく地元の人々に絶大な人気を誇るのが、シェーネベルク地区にあるヴィンターフェルトプラッツ(Winterfeldtplatz)で開かれる朝市。人気朝市といえば、お洒落度が高く観光客も集まるコツヴィッツ広場も有名ですが、それにくらべるとこちらはもっとローカル色が強く、良い意味で「普段着の市場」な雰囲気が漂っています。
参考記事>>エコでグルメなコルヴィッツ広場の朝市/ベルリン
食いしん坊ばんざい! 世界各国のグルメがずらり
ヴィンターフェルト広場の朝市には、野菜に果物、肉、魚、チーズなど近郊でつくられる新鮮な食材はもちろん、スパイスやハーブ類、ピクルスにザワークラウト、オイル、蜂蜜、パンにスイーツ、生花、キッチン用品などなど、生活に必要なありとあらゆる商品がぎっしり。そのほかにも自然派石けんや手作りの陶器、革製品やアクセサリー、衣類や雑貨も豊富でお土産探しも楽しめます。そしてフード屋台の充実ぶりも嬉しいポイント!行列のできるイタリアのティラミス&エスプレッソ屋台、トルコのおばちゃんが実演中のお惣菜屋、シュトゥルーデルの専門店(スイーツ系のほか塩味系も数種類あり)、ベトナム料理、魚の丸焼きスタンド、日本のパン屋さんまで、国際色豊かなストリートフードの数々に食いしん坊ならテンションがあがってしまうこと必至ですよ。
もちろんドイツの市場には欠かせない焼きソーセージもあります。ドイツのソーセージはどこで食べても美味しいですが、ここに出店している「テューリンガーソーセージ」を食べて、あまりの旨さにガイドは唸りました。その場で1本1本手作りされるため形がいびつなソーセージ。この肉肉しさとジューシーさは、ちょっと他では味わえないかもしれません。ぜひお試しを!
ヴィンターフェルト広場の近くには素敵なチョコレートショップやカフェ、雑貨屋さんも点在しています。市場でショッピングや食べ歩きを楽しんだ後は、ぜひ近所をお散歩してみてくださいね。
<DATA>
■Wochenmarkt Winterfeldtplatz
住所:Winterfeldtplatz 10781 Berlin
営業時間:水 8~14 土8~16 ※土曜の方が大規模です
アクセス:地下鉄のNollendorfplatz駅からすぐ