医療保険/介護保険の基礎を学ぼう

公的な介護保険制度の基本(2ページ目)

介護はまだ先のことと思っていても、ある日、突然その時がやってきます。公的な介護保険制度の基本的な仕組みくらいは今のうちに理解しておきましょう!

松浦 建二

執筆者:松浦 建二

医療保険ガイド

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介護サービスの利用手順 

介護保険の基本的なことくらいは覚えておかないと

介護保険の基本的なことくらいは覚えておかないと

介護サービスを利用するには、まず介護が必要な状態であることなどについて認定を受ける必要があります。認定を受けたらケアプラン(サービス計画)を作成して、サービスの利用開始となります。

  1. 要介護認定の申請
  2. 認定調査
  3. 審査・判定
  4. 認定・通知
  5. ケアプラン作成
  6. サービスの利用開始

審査・判定の結果、要介護状態区分等が認定されますが、区分には、介護保険の給付対象とならない「非該当(自立)」、社会的支援が必要な「要支援1~2」、介護が必要な「要介護1~5」があります。要支援1~2の場合は介護予防サービスを利用でき、要介護1~5の場合は、在宅や施設などの介護サービスを利用することができます。もし認定後に状況が悪化した時は、いつでも変更の申請ができます。

介護保険で利用できるサービスは、大きくわけて自宅などの生活の場で利用できる在宅サービス(ホームヘルプサービスなど)と、施設へ入所して利用する施設サービス(ショートステイなど)があります。介護される人の身体の状況や希望などに合わせてサービスを選択していきます。なお、介護サービスは原則としてかかった費用の1割を自己負担します。


公的介護保険制度はまだまだ改善の余地がありますが、介護経験者からは、「何だかんだ言っても制度ができてとても助かっている」との声もあります。介護される人にとっても、介護する人にとってもストレスなく平和な生活が送れるよう、介護保険制度を上手く活用していきましょう。

※記事は東京都千代田区役所と中央区役所のHPを参考に作成しました。


【関連リンク】
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