保険会社による事故対応は「初期対応」で違いがでる
事故にあったとき、頼りになる保険会社
たとえば、すみやかに専任担当者が決まり1人の担当者が交渉窓口となってサポートしてくれるところもあれば、人身事故の担当はAさん、物損事故はBさんのように担当者が複数になる場合もあります。
関係者への連絡を当日または翌日までに済ませるところもあれば、請求書類の省略化サービスに力を入れていることを打ち出していたりするところもあります。現場急行サービスや訪問面談サービスを強みとして公開しているところもあります。各社アピールポイントが異なるので、何を重視すればいいのかわかりづらいかもしれません。
ある民間調査会社の調査によると、過去2年以内に事故を起こした人の自動車保険の満足度は「連絡のとりやすさ」に影響を受けるそうです。ガイドが経験したように、事故発生直後は頭が真っ白になるのが一般的です。警察や保険会社に連絡をしたあたりから、「これからどうしたらいいのだろう?」と不安になります。そんな状態のときに素早く対応し、連絡・報告してくれると心強く感じるのでしょう。
事故受付後、素早く対応してくれるか否かを判断する大きなポイントになるのは「即日クイック対応」です。保険会社によってネーミングは違いますが、事故の連絡を受けたその日(当日対応は所定の時間内に連絡してきた場合に限る。それ以外は翌日まで)に、被害者への連絡、代車手配、医療機関・修理工場への連絡などを行うものです。初期対応だけでなく、契約者への当日中(もしくは●時間以内など)の状況報告を約束している会社もあります。
■事故にあったときの即日クイック対応・報告のしくみ
自動車保険会社の事故対応チェックポイントは3つ
自動車事故は一生に一度あるかないかの出来事です。大半の人が何をしていいかわからず戸惑います。事故を起こした契約者がそんな状況であることを踏まえて事故対応を整えている自動車保険がイザに役立つ自動車保険といえるでしょう。ポイントは次の3つです。- 休日・夜間も初期対応を行っているか
- 事故当日に初期対応しているか(即日クイック対応)
- 専任担当者はいるか
専任担当者はその事故に関する保険会社の窓口となっている人のことです。一事故一担当者制であれば、その担当者が事故解決にいたるまでサポートしてくれます。相談しやすい、連絡がとりやすいのは一事故一担当者制を導入しているところといえるでしょう。しかし、人身事故と物損事故を別の担当者が専任する自動車保険の中にも、事故対応満足度の高いところがあります。このような場合は、チーム制を採用し、担当者同士が連携をとって解決に向けて動いていることが多いようです。複数の担当者で事故解決を行う自動車保険の場合は、バックアップ体制がどうなっているのか確認しておきましょう。
自動車事故は一生のうち何度も遭遇することではありません。どんな手続きをすればいいか、相手と接触するときにどんな点に注意すればいいのか、想像つかないという人が大半ではないでしょうか。
ダイレクト保険の場合、代理店を介さずに加入するため、保険会社としてどんな事故対応を心掛けているか、すみやかに事故を解決するためにどんな工夫をしているか、自分で確認することが重要です。加えて、事故対応について書かれているサイトページやパンフレットは必ず目を通して、保険会社への事故連絡後にどんなサポート体制をとっているかを確認してください。イザのときに役立つ自動車保険を選びましょう。
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