『ミニオンズ』と海外アニメ特集(3ページ目)

お笑い満載の動物アニメ

『カンフー・パンダ』（2007年度作品）
カンフーの達人を目指すポーだけど、実際は食べてばかりでデブデブの体。しかし、ひょんなことから龍の戦士を選ぶ武術大会に出場してアクシデントで選ばれてしまう。動きがまったくなっていないポーだけど、師匠はポーを見捨てなかった……。

ポーのダメさは「こういうだらしない人っているよね～」と現実とリンクするあるある感。それでもポーのキャラそのままに、どんどん“カンフー・パンダ”になっていくプロセスはワクワクします。映像も綺麗だし、動きにスピード感もあり、アクションアニメーションとして大いに楽しめるつくり。ちょっとジャッキー・チェン映画のアクションに似た感じ……と思ったら、ジャッキーも吹き替えで登場！
ファンタジー的要素満載な女子力高いディズニーアニメが苦手な人はいいかも。キレのあるアクションだけでなく、笑いもたっぷりでスカっと楽しい映画です。

監督：マーク・オズボーン、ジョン・スティーヴンソン　声の出演：ジャック・ブラック、ダスティン・ホフマン、アンジェリーナ・ジョリー、イアン・マクシェーン、ジャッキー・チェンほか


『マダガスカル』（2005年度作品）
N.Yのセントラルパーク内の動物園を脱走したペンギンとシマウマ。仲良しのシマウマが脱走して慌てたライオン、キリン、カバはシマウマを探すために脱走してマンハッタンへ飛び出した。でも早くも捕えられ、なんとマダガスカル島へと運ばれてしまう……。

都会育ちの動物たちが、島に来て野生に目覚めてとまどうところが、なかなか良いです。ライオンとシマウマは動物園では親友だけど、野生の地でライオンがシマウマを食べたいという願望を抱き、そんな自分にライオンがとまどったりして。ペンギンもいい味だしているし、それぞれキャラクター造形がきちんとしているから、子供向きなイメージですが大人も楽しめる作り。いろんな映画のパロディも映画ファンにはたまりませんね。

監督：エリック・ダーネル、トム・マクグラス　声の出演：ベン・スティラー、クリス・ロック、デヴィッド・シュワイマー、ジェイダ・ピンケット・スミス、サシャ・バロン・コーエンほか