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相手を思い通りにしたい「主導権争い」からの卒業

あなたとパートナーの立場は、どちらが上ですか? また、よく自分が下になったりするパターンはありますか? 今日は、パートナーシップを《主導権争い》という観点から考えてみましょう!

今井 翔

執筆者:今井 翔

恋愛ガイド

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「どちらが上?」と比べてしまう心理

上下関係はパートナーシップではありません

上下関係はパートナーシップではありません

私たちはとかく、誰かと自分を比べがちです。「彼のほうが自分より優れている」
「どうせ自分なんて、あの人にはかなわない」

こうした思いが、パートナーとの間でも起こります。上下関係のある仕事での人間関係ならまだしも、恋愛関係にも持ち込んでしまうのです。むしろ、「人間関係をコントロールしたい!」という思いは、パートナーとの間で最も浮き彫りになる心の罠です。

私達は、人間関係はコントロールされるべきものではないことを知っているはずです。でも、無意識に陥ってしまう。
そもそもパートナーシップというものは、どちらが上でもなく、下でもありません。比較されるべき対象はなく、また思い通りになる人間関係もないのです。

このような主導権争いに陥る原因をしっかりと理解して、こうした自らの心の罠を打ち破ることで、パートナーとの関係はスムーズになります。

なぜ人は「主導権争い」をするのか?

人間関係をコントロールしたいことの表れかも?

人間関係をコントロールしたいことの表れ?(c)Leo HidalgoayompyHERE

さて、まず私たちがどうして「主導権争い」をしてしまうのあのか、理由を知りたいところだと思います。

分かりやすく言えば、
「自分は正しい。あなたは間違っている」
「だからあなたは私に従うべきだ」

という黄門様の印籠のようなメッセージを相手に送ることにより、相手の行動をコントロールできることが理由としてあります。さらに、相手をコントロールすることで、自分との関係性も思いのままにできる! と考えてしまうです。

逆説で考えるともっとわかりやすいかもしれません。
相手を野放しにしてしまえば、自分の欲求が通らないことが沢山あります。それは、「自分は愛されていない」と感じることに繋がりますよね。

より深いレベルでいえば、パートナー同士の「主導権争い」は、両親と自分との関係で形成された「ルールのぶつかり合い」であるとも言えます。
愛を得るためのルールは人によってそれぞれ違いますから、私たちはそのルールの「どちらが正しいのか?」を争ってしまうのです。

>>不毛ながら無意識に陥る「主導権争い」から、卒業する方法があります。
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