NISSAN(日産)/日産の車種情報・試乗レビュー

エクストレイル・ハイブリッドの実燃費は?(3ページ目)

日産の人気SUVに新設定されたエクストレイル・ハイブリッド。購入を検討している人はやはり燃費、そして走りが気になるはず。燃費で元を取るのは困難と分かりながらも、やはり気になるハイブリッド。その実力はどうだろうか?

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

スムーズでパワフルな走りこそがエクストレイル・ハイブリッドの利点

日産エクストレイルハイブリッド

エンブレムなどをのぞき、純ガソリン仕様との外観上の識別点は少ない。ハイブリッドはガソリン仕様よりも最低地上高が10mm低くなっている。サイズは全長4640×1820×1715mm


ハイブリッド仕様はモーター走行でゆるりと発進し、エンジンが始動するとスムーズかつパワフルな発進が可能など魅力も少なくない。ほかにも、重量増を感じさせない走りや、ハイブリッド化の影響のない後席の広さ、荷室は純ガソリン仕様よりもやや狭くなるがそれでも十分に広い。

魅力はいくつもあるが、装備を考慮しても約35万円、エコカー減税の恩恵でも約30万円もの差がガソリン仕様とついてしまう。

純ガソリン仕様も考慮したい

日産エクストレイルハイブリッド

ガソリン仕様のようにボードの高さを変えて荷室を分けられるなど、細かい装備はないが、荷室フロア下に大きめのサブトランクも用意する


ほかのハイブリッドモデルと同様、燃費代だけで元を取ろうとせずに、いままで紹介してきた走行性能の美点を加味してハイブリッドか純ガソリン仕様かを選ぶべきだろう。そうでないと、ガソリンスタンドでレシートを受け取るたびに、こんなハズではなかった! と思いかねないから。

また、ハイブリッドは荷室奥の床下にリチウムイオンバッテリーを搭載する関係で、荷室の撥水仕様は用意されない(室内の撥水仕様はある)。

ラゲッジスペースに濡れたり、汚れたりした荷物をがんがん積みたい、というニーズがあるなら、純ガソリン仕様の方が向くのも付け加えておきたいし、このクルマは使い勝手こそ身上であるはずで、より安価なガソリン仕様もしくは、重いSUVに向くトルクフルなディーゼルモデルが欲しいところだ。

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます