子供を褒めるのは良いこと?褒めすぎは良くない?

ほめ方に気をつける

褒め方に少し気を配るのがポイント

「どんどん褒めましょう。褒めることで、子供は自信を育み、やる気に溢れ、生き生きと羽ばたいていきます。」

「いやいや、あまり褒めるのもよくないんです。日本には古くから、褒めることで相手の意欲を削ぐ『褒め殺し』という言葉もあるでしょう。」

子育てをしていると、こんな正反対の意見に出合うことがあります。一体どちらが正しいんでしょう? 昨今の研究が示すのは、「褒め方」に少し気を配るのがいいということ。「褒め方」によって、確かにその子の成長のサポートにもなりますし、反対に、伸びる妨げにもなり得ます。

ではどんな「褒め方」が効果的なのか、整理してみましょう。

 

3歳までは、褒め方を気にせず、どんどん褒めましょう

褒め方に心を配るのがいい、とはいえ、3歳頃までは、それほど褒め方を気にすることなく、どんどん褒めてあげましょう。

例えばこんな研究があります。24ヶ月の幼児と母親のやりとりを観察し、36ヶ月を迎えたところで子供達に課題を与えます。すると、24ヶ月の時点で母親がよく褒めていた子の方が、自信を持って意欲的に難しい課題をやり抜いたと言います。

年齢が下の子ほど、周りが喜んだり励ましたりする様子をそのまま直球で感じ取り、自分も嬉しくなってどんどん前へ進もうとします。

ところが3歳頃にもなれば、次第に言葉の意味もより理解できるようになり、相手の表情の裏側にある意図や気持ちをより敏感に感じ取れるようになります。そこで、褒める側も、少し気をつける必要があるというわけです。

ではどんな褒め方が、ネガティブに働いてしまうのでしょうか?

 

褒め方NG1: 曖昧に褒める

例えば、途中で何度もめげそうになりながらも、大嫌いなブロッコリーを食べ終えたとします。ほっと達成感を味わっているところ、「すごいね!」と褒められるか、「いつも残したり、食べなさいと言われないと食べないのに、お皿に乗っていた2つとも食べたのね。頑張ったね!」と褒められるか。
後者のように、より具体的に褒められた方が、子供も、「あ、自分のこと、よく分かってくれてるな」という気持ちになります。

その子なりに一生懸命やり遂げたことを、「すごいね!」というような曖昧な言葉で褒められても、あまり心に届かないばかりか、逆に「自分のこと本当にちゃんと見てくれてるのかな」という気持ちを持つ子もいます。また「とにかく褒めておけばいいと思ってるんじゃないかな」とさえ感じる子もいるかもしれません。これでは「褒めて伸ばす」ことには繋がらないばかりか、その子との関係にとってもいい影響を与えません。

忙しくて余裕がなかったりすると、ついついその場しのぎの曖昧な褒め方になってしまうこともあります。それでも褒める時は、取り組んでいることを少しだけ横に置き、子供の目を見て心を込め、具体的な言葉をかけてあげましょう。

>>次のページでは、褒め方NGの2から5までを紹介します。