間取りと工夫したポイント
■間取り■工夫したポイント
- 階段の上り下りが楽しくなるように、外の風景を取り入れた
- 階段は、蹴上げ18cm、ふみ面27cmとして上り下りがしやすい寸法とした
- 1階に和室を設け、現在は客間だが将来は夫婦寝室として使えるような間取り構成とした
- 外壁の仕上げ材はレンガとし、落ち着いた重みのある色を採用
- 夜のあかりも意識して照明も工夫。特にロフトからのあかりは遠くからでも見える
地域のランドマークになるような外観
夜のあかりも意識して照明を工夫した
現在は客間として、将来は寝室として使える和室
設計:(株)佐川旭建築研究所
■ガイド佐川旭のメッセージ
個人住宅は住み手と作り手がお互い納得して、了解があって初めて成り立つものです。ただ技術的な解決のみであればそれ程難しくはありません。難しいのは、心地よさとか快適という感覚の部分で、これはそれぞれに違います。それでも、そこに何らかの接点を見い出さなくてはなりません。特に今回の実例は、外壁をかなり検討しレンガを選択しています。割れる、剥がれる、重いといったことが不安視されますが、きちんと施工すれば問題はありません。それよりも宅地開発された土地に重みとランドマーク的な要素、そして夜のあかりという感覚の部分で作り手の意向を重んじながら外観をつくりあげています。