受験者数の少ない試験場をあえて選択する人もいる!
試験場のエアコンが故障するといったことはめったにないかもしれませんが、試験場の環境が、試験結果に影響を与える可能性はあります。関東財務局(試験地は東京都)や近畿財務局(試験地は大阪府)では、他の財務局と比べて格段に受験者数が多いため、試験机が手狭だったり、人ごみに煩さを感じることもあるでしょう。
このため、受験者数の少ない財務局で受験する人もいます。
例えば、埼玉在住の受験者が、地理的に便利な東京都ではなく、宮城県で受験したり、京都在住の受験者が石川県で受験したりすることは、実際によくあります。
また、短答式試験は1日だけですが、論文式試験ともなると3日間連続で行われることから、試験地選びはより慎重に行う必要があります。
短答式試験は近畿財務局管内の大阪市で受験し、論文式試験は東北財務局管内の仙台市で受験する、といったようなことはできないからです。
さらに、試験場は、試験実施日の概ね1か月前に公認会計士・監査審査会から発表されますが、発表日前後から試験場近くのホテルを予約する受験者が多くいます。これは、試験時間が長時間に渡る論文式試験において、より顕著です。
せめて試験場へのアクセスぐらいは楽にしておきたい、ということですね。
いずれにしても、公認会計士試験は非常にハードなものとなりますので、試験地選定のみならず、試験地における多少のアクシデントぐらいでは動じない精神力と体力を備え、万全の状態で試験本番に臨むことが大切です。
公認会計士として働き始めれば、強い精神力と体力が必要ですから!