大阪グルメ/大阪のスペイン料理

今のスペインを感じさせる大阪の新星店!「エニェ」(3ページ目)

本場スペインで約7年ものあいだ修行されてきた砂田シェフが、大阪にコシーナ・ガストロノミカ(美食料理)のレスタウランテ「エニェ」をオープン! 大阪にモダンスパニッシュの新たな伝説が始まります。

執筆者:麻生 玲央

・さまざまな貝類とアスパラガスのアロス
さまざまな貝類とアスパラガスのアロス

さまざまな貝類とアスパラガスのアロス

そして「アロス(米料理)」はグリーンが鮮やかに映えるアスパラガスと貝類を使った旨味凝縮アロス。ツブ貝やトコブシ等々を使った弾力と、アスパラの青味とシャキシャキアルデンテな食感がたまりません。

それに、この米が「アロスボンバ(スペインの米)」かな!? と思えるほどスペインで食べるスペイン産の米に似ているんです。シェフにお聞きした所、「日本全国を探しまわって、アロスにピッタリな米をようやく見つけました」とのこと。


・ライチのコンポートとカルダモン風味のクレマカタラナ、ゴマのクリスタル
ライチのコンポートとカルダモン風味のクレマカタラナ、ゴマのクリスタル

ライチのコンポートとカルダモン風味のクレマカタラナ、ゴマのクリスタル

メインのあとのポストレは、「デザート」または「スペインチーズ」のどちらかを選べます。上写真はデザートで、ライチのコンポートとゴマのチップ(クリスタル)を添えた「クレマカタラナ」。とろ~りとしたエスプーマのクレマカタラナには、カルダモンの香りを付与してあり、どこかエスニックな仕上がりです。

アミューズ一皿目に出た「スパイシーアーモンド」のスパイシーさに始まり、最後のポストレで再びスパイシーさで終わる、という計算されたコース構成は、グローバルな感覚を持つ砂田シェフならではですね。


四季を感じるコシーナ・ガストロノミカ

カモミール

ハーブティ(カモミール)。

日本の旬の食材を用いてこれだけのコシーナ・ガストロノミカ(美食料理)に構築されるのは、スペインでの7年間という土台があってこそ。砂田シェフは大阪の「ドノスティア」でもしばらくの間はバスクに特化したバル料理をやっておられましたが、新しく舞台を得た今回、「身体に浸みついたスペイン魂で、スペインベースだがボーダレスな料理にも挑戦し、本来やりたかったコシーナ・ガストロノミカを拡めたい」と熱い想いを語られます。

11品のディナーコースで6500円という良心的な大阪価格は、いわゆる高級食材ではなく、季節ごとに新鮮な旬の美味食材を駆使されているからこそ。マドリッドとバスクのいいとこどりのガストロノミック・スパニッシュを大阪で食べられるとは何とも嬉しい限りです。


<DATA>
・店名: Ñ(エニェ)
・所在地:大阪市中央区安土町1-6-3 エステムプラザ本町クロス1F
・アクセス:大阪市営地下鉄「堺筋本町駅」徒歩約2分
・地図:Yahoo!地図
・TEL:06-6265-1420
・営業時間:18:00~22:00(LO)
・定休日:月曜日

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます