アンティークストッキング収集研究家鴇田章さん
アンティークストッキング収集研究家鴇田章さん
アンティークストッキング収集研究家である鴇田章さんは、長くストッキング開発の仕事をされてきた方で、多くのヒット商品を開発されました。1982年に「ブロンドール」を創業し、様々なお洒落レックファッションを開発されました。特に有名なのは、多くの女子高生が履いていた「ルーズソックス」です。当時爆発的人気で、1996年の新語流行語大賞を受賞しました。鴇田さんは、それまで機能的のみのレッグファッションをお洒落でモードなファッションアイテムに変えたのです。
シルク博物館の鴇田章さんのセミナー
横浜シルク博物館でのセミナー「美しい絹の下着とストッキングと小物たち」からストッキング歴史についてご紹介します。
ストッキングは、最初は男性ものだった?
16世紀の高貴な人々の服装
16世紀のイギリス、ヘンリー8世の絵から当時の高貴な人々のファッションを見ることができます。女性は、ロングドレスで、ほとんど脚を見せることはありませんが、男性の洋服は、膝丈位のボトムで膝から下ストッキングを履いていることがわかります。16世紀に布製からシワにならない手編みのニットのストッキングが開発されました。
当時の貴族の男性の衣装を見ると、膝上の短いボトムにシルクで編まれたストッキングを履いています。現代の女性の必需品のストッキングは、最初は男性貴族のファッションだったのです。
シルクのアンディークストッキング(鴇田章さん所有)
その後女性のファッションにもストッキングとガーターは広がり、シルクのアンティークストキングは、多くの女性たちの脚をお洒落にサポートしたのです。
現代のお洒落なストッキング ブロンドールより
常にファッションの変化とともに下着が変化してきたように、ストッキングとガーターも同じように女性の体をを美しく見せるために変わってきたのです。パンティストッキングが主流の現代では、ガーターベルトは、女性の体のアクセサリーとして女性の魅力を引き出す下着として愛用されているのです。
今回の下着やストッキングの歴史は、鴇田章さんの本
「ストッキングは昔、男性貴族のお洒落アイテムだった」に詳しく解説されています。
ブロンドール製品についてのお問い合わせ:
ブロンドール本社
03-3409-6755 担当:末岡
ブロンドールのホームページ