ファッションとともに変化した下着

フレンチ・ランジェリー展

昨年原宿で開催されたフレンチ・ランジェリー展

昨年の夏に原宿で開催されたフレンチ・ランジェリー展、パリ、ロンドン、上海など世界各地を回って最後に東京で開催されました。1880年代から現代までのフレンチ・ランジェリーが展示され、女性の下着の歴史の変化がわかるように展示してありました。
フレンチ・ランジェリー展

コルセットにもガーターがついています

1910年ころのランジェリー、今のようなブラジャーではなく、コルセット全盛期の時代で、現代の下着とは大きく違っています。当時の下着は、細いウエストを作るためにコルセットが大きな役割を果たしたのです。コルセットには、ストッキングを止めるガーターベルトがついています。
フレンチ・ランジェリー展

ガーターのついたウエストニッパー

こちらも1905年~1910年頃のガーターベルトのついたウエストニッパーです。素材は、綿やシルクなどの天然繊維で作られ、色は肌になじむベージュが主流です。ニット素材でウエストを支えるボーンが入っています。

現代の下着に近づけたニュールック

1950年頃、ディオールのニュールックの発表とともに、女性のファッションが大きく変わります。下着の素材もナイロンなどの化学繊維が開発され、オーダー下着からメーカーから大量生産される時代に変わります。
フレンチ・ランジェリー展

ニュールックを美しく着こなすための下着

ニュールックのファッションを美しく着こなすためにツンとした豊かな胸とくびれたウエストが求められた時代の下着です。まだ、パンティストッキングがなかったので、ガードルには、取り外しのできるガーターがついています。
フレンチ・ランジェリー展

ナイロンのおかげでカラフルなガーター付きのガードル

下着の歴史を見ると、常にファッションの変化とともに進化して、どの時代でも女性の下着に欠かせないのがストッキングとガーターベルトだったのです。
1960年代後半にミニスカートが大流行して、パンティストッキングが開発されました。
フレンチ・ランジェリー展

現代のランジェリーシンプルなガーターベルト

1965年にクレージュがオートクチュールのコレクションでミニスカートを発表して話題になり、ミニスカートが大流行します。ストッキングもミニスカートの流行とともにパンティストッキングが主流となり、ガーターベルトは、ランジェリーのアクセサリーとなったのです。

次のページでは、鴇田さんのセミナーから、ストッキングは男性ものだったという話です。